今年初めての映画館での鑑賞(2004年1月現在)
今までクリント・イーストウッドは暗い、重いってイメージがあって、役者としても監督としてもほとんど作品見てなかったんです。そしてこの作品もかなり重いし、後味も良くない。ただストーリーは惹きつけるものがあるし、あれだけ実力派の俳優が揃えば面白くないわけがない。
ジミー(ショーン・ペン)、ショーン(ケビン・ベーコン)、デイブ(ティム・ロビンス)幼なじみ3人がジミーの娘の殺人事件を機に再会する。
【ネタバレです】
デイブはもちろん、あとの2人も25年前の監禁事件が消せない記憶として残っている。「ちょっとしたことが人生を変える」というジミーの言葉や「これが夢で本当はまだ11歳のままなんだ。」「もしあの車に3人とも乗っていたら・・・」というショーンの言葉が痛い。
デイブが殺されるシーンで、「娘を殺したと言えば、命は助けてやる。」とジミーに言われて、言ったら絶対殺されるって思うから、心の中で「絶対言うなよ。」と念じてたたけど、やっぱり言ってしまった。緊張感あったなぁ。
通報者の「彼女の名前か?」というのは、ずっとひっかかっていた。「彼女」と言ったので、てっきり死体が車の中にあるもんと思ってたのに捜索してたから。ただ、これがあの少年たちに結びつかんかったんよね。
ラストでジミーの奥さんが「あなたは街の王様」って言うシーンはちょっと理解できなかった。
なんでもありってこと?、道徳感なんてまるっきりないよね。アメリカの人はどう見てるのかが知りたい。
デイブの息子がマイケルなんだけど、何度見ても、奥さんの顔がマイケル・ジャクソンに見えて仕方なかったよ(^^;
過去の鑑賞作を掲載しています。
2004年1月11日(日) シネマ大門