う~ん、映画のその後が気になって仕方がない。
これは伏線がそのまま放置されてるってことでもあるんですが(^^;俄然この後の話の方が面白いんじゃないかな。後々まで糸を引く粘着質な作品ですね。
山の中の湖、ポツンとある別荘、複雑な人間関係、そして殺人。これだけ揃えばミステリー好きなら見ない訳いかないと思ったのですが、本格ミステリーではなく、お受験を通して現代の親と子の関係をシニカルに描いた内容になっている。
この作品は特に役者の演技次第なんですよね。本で読む時は頭の中で都合よく解釈してるけど、映像として見る限りは、ミスディレクションさせるための迫真の演技がないとしらけてしまう。そういった意味では、前半は、薬師丸ひろ子、柄本明、鶴見辰吾などなど俳優陣にすっかり騙されてしまったのだが・・・
【ネタバレ・犯人言っちゃてます】
役所が一番まともなこと言ってるんだけど、それがまるで間違ってるかのように錯覚させられる狂気の世界。でも実際自分の子供が殺人犯だったらなんて考えられないんだけど、こういうシチュエーションもないとは言い切れないのが、また怖いトコですね。
それと本当に子供(たち)だけが犯人なの?そのへんも釈然としないんですよ。
トヨエツが仕組んだんじゃないのかと思っていたので、最後もう一ひねり欲しかった。
2005年1月29日(土) 三番街シネマ
レイクサイド マーダーケース@映画生活