「すべては愛のために」1人。普段絶対に使わないフレーズなんでちょっと恥ずかしかった・・・(2003年12月現在)
【ネタバレです】
実際に国連の親善大使をしているアンジェリーナ・ジョリーが前半は思い入れたっぷりに演技してました。平和ボケしている金持ちたちにあてつけのようなニックの演説シーンはスカっとする!そのあとはエチオピア、カンボジア、チェチェンと舞台は変わるけど、それほどドラマがあるわけでもなく、淡々とすすんでいきます。
恋愛映画というのはわかっているけど、難民キャンプのシーンとかボランティアvs国家vsゲリラのような社会派っぽい流れになってくるんで期待していたら、結局尻すぼみの自己中の恋愛もんになり下がってしまっている。
私が男だからかもしれないけど、サラ(アンジェリーナ・ジョリー)がそこまで入れ込むのがわからない。まさに「すべては自分の愛のために」を実践している女性です。特殊な環境での恋愛は燃え上がるかもしれないけど、10年間で、ほとんど会えなくて、想っていれるのは凄いよね。(1回のSEXで子供ができちゃたのは大きいんでしょうが。)
ラストシーンは伏線があるから、サラがジタバタせず覚悟を決めるのが自然な感じで良かった。ただ、あそこで死ななくてもいいのにっていう寂しい終わり方でした。
泣いてしまうかと思ったけど、サラの気持ちが判らない上に、前半は何だったのという展開にとても泣ける映画じゃなかった。女性の意見も聞いてみたい作品ですね。
過去の鑑賞作を掲載しています。
2003年12月23日(火) シネマ大門