【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「アイデンティティー」
ラストのドンデン返しには、やられました。ちょっと納得できないとこもあるんだけど、個人的には、今年一番(2003年11月現在)のいい意味で期待を裏切ってくれた作品です。

映画的には脚本がしっかりしてると思うし、無駄なシーンがあんまりなく90分ぐらいでサクっと終わるのも好印象です。

【ネタバレです】⇒しっかりバラしてますから見たい人は読まないで!
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「アイデンティティー」=同一性とか身元って意味があるんでなんとなく、多重人格や精神異常者オチだろうとは思ってた。だから犯人当ててやるぞ~と意気込んで見てました(^^)

私の犯人探しとしては(結局はあまり意味なしやけどね。)最初は、警官が怪しそうと思ったけど、あまりにも悪人顔(レイ・リオッタ)なんでこれなら驚かんぞと。

エド(ジョン・キューザック)が元警官で、ストレスから来る精神障害があると言ってたところで、これはエドしかない!と思ってたら、部屋の鍵の件とか、死体がなくなってみたりとかで、理屈で合わんことが出てきたので、これはひょっとして、「ドリームキャッチャー」のようにここまで話進んできて、宇宙人や怪物でてきて、ただのホラーでしたみたいな終わり方か!それだけはやめてくれ~と思ったり。最後は、マルコムの色々な人格を戦わせ消していったということで、「やっぱり多重人格やったのね、そこまでは解からなかったけど。」という感じで自分なりにはかなり楽しめました。

最後の最後の少年が実は殺人者の人格だったのも、後で考えれば、この少年が女の子と爆死?した時に、部屋の鍵が1個しか出てこなかったところで、ちょっとおかしいと気づかんとダメでした。

それにしても、ジョン・キューザックは怪しげな役が似合うなぁ。「ハイ・フィデリティ」「アドルフの画集」「ニューオーリンズ・トライアル」と私が見た中でも、どれも魅力的です。

マルコムの実際に起こした殺人事件って、どうだったかは結局語られてないですよね?モーテルでの事件は、マルコムの人格を全部出さして、殺人者の人格を探し出すためのストーリーで、実際の事件とはリンクしてないので、本編には必要はないですが妙に気になってます。

最初にちょっと納得できないと言ったことですが、
多重人格者の治療の光景をノンフィクションで見た時に、医者が色々な人格を出してきて納得させて一つずつ減らしていくというかんじでした。ただ体は一つやからどれかの人格が出ている時には、他の人格は眠ってるんです。

実際にマルコムと医者が話をしてる場面では、複数の人格が一緒に出てくることができないはず。ということは、子供の人格が殺人者というのは、殺す時にマルコムに現れても不思議ではないと思う。(10人近く殺してるんやから)そして現れれば医者はわかるから殺人者の人格が消えたとは思わないでしょう、でも実際は、医者は一つの人格にしたつもりでも、隠れキャラがいて、どんでん返しのラストになってた。

映像的には全く問題ないと思いますが、見えない部分でのありえないことを上手く誤魔化されたんと違うかなと思うので、少しモヤモヤが残りました。それがなければ(解決したら)、間違いなくmy favorite入りだったのに。

2003年11月3日(月) シネマ11(札幌)
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by borderline-kanu | 2005-02-15 00:34 | 映画レビュー
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