【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「カナリア」
あれからから10年。オウム真理教から保護された子供たちをモチーフにした、その後を描くフィクション。加害者でありながら被害者でもあった信者、その家族や子供たち。誰も幸せになれなかった、でも生きていかねばならない、その苦しみを描きながら、同時に親子の関係、家族の絆もテーマにしている。もちろんオウム事件のことを風化させないためにも貴重な作品になったと思います。

カルト教団ニルヴァーナの施設から保護された少年、岩瀬光一(石田法嗣)は、祖父に引き取られた妹を取り返し、行方不明になってる教団幹部の母を探すために、児童相談所から脱走する。途中、男に連れ去られそうになっている少女・由希(谷村美月)を偶然助けたことをきっかけに2人で東京の祖父の家を目指す。

【ネタバレです】
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祖父が、母の子供の頃のエピソードを語るシーンがある。
「海に連れていって。恐がりだったからずいぶんと叱った。でも泳げるようになった」 子を思う父という感じではなく愛情も感じられない。1つのエピソードかもしれないが、こういったことの積み重ねが母をカルト教団へ走らせた一因なのかと思わせる。妹を育てることを「もう失敗できない。」という祖父は何も変わっていなかった・・・ 

光一の世話をしていた信者の伊沢(西島秀俊)は教団で修行すれば、きっと幸せになれると信じていた。そして離れてみて間違ってることが解かったと。これは誰でも知らないうちに起こりうることなんだろうと気付かされる。

途中のエピソードは印象的であるのだけど、ラストは妹を取り返し、由希と3人手を取り合って祖父の家から出て行くところで終わる。どういう納め方をするのか非常に難しいのは判るが、投げっぱなし感は否めない。さらにエンディングテーマ「自問自答」by ZAZEN・BOYSは全く知らないのですが、歌詞が押し付けがましく聞こえて、私は好きではなかった。

2005年3月20日(日) シネ・リーブル梅田
カナリア@映画生活
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by borderline-kanu | 2005-03-28 00:05 | 映画レビュー
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