【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「大いなる休暇」
この作品、全く眼中に入ってなかったんですが、「最後の恋のはじめ方」を見に行った時に隣の劇場で上映されていて、「小さな島に医者に住んでもらうため、島民全員で芝居をうつ」といった内容と知って俄然興味が湧いて見てきました。しかも見始めたらフランス語!フランス映画かなと思ったら、カナダの映画でした。吉本新喜劇が好きな人はぜひ見てください、笑いあり人情ありのヒューマン・コメディです。

カナダのサントマリ・ラモデルヌ島は昔、漁業が盛んだったが、今はほとんどの島民が月一回の失業手当に頼る生活。かといって島を出て働きに行くのも、島で過ごしてきた人たちにとってはプライドが許さない。ある日、島に住んでいる医者がいることを条件に、工場誘致の話が持ち上がる。そこで、なんとか1人の医者・クリストファーを呼び寄せるが、滞在は1ヶ月。島民たちはクリストファーを島に留めさせようと、大芝居を始めるのだが…

【ネタバレです】  ↓クリケットモドキ
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クリストファーがクリケットが好きだと知ると、彼が島にやってくる日に、クリケットモドキ(誰も実際の試合を見たことが無く、ネットでルールを調べて、それらしいことをやってみる。)の大会を遠くから見せてみたり、釣りに出てもヘタクソで釣れないなら、冷凍の魚を海に潜って針にかけたり(下の写真)と、とにかくこの島を気に入って欲しいということだけを考えて行なう大芝居はどれも楽しく、普通のおっさんたちが必死な姿がまたおかしい(^^) ただ、それだけ切羽詰っていて、工場を誘致できないことが生きるか死ぬかの問題だということの裏返し。
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順調に進んでいくと、今度はこれから一生この芝居を続けるのかということに直面する。芝居を続けるということは、医者が島に住み、工場が建つ。ただバレタ時にはどうなる?!芝居を止めれば気持ちは楽になっても、島は活気のないまま。このジレンマを抱えたままラストシーンは、表面的なことだけじゃなく、島民の気持ちをしっかり受け止めたクリストファーの清々しさが印象に残ります。すべてが嘘だったことを知って、裏切られたという思い、反面そこまでしても住んで欲しい島民の願いが彼の気持ちを動かしたのだと思いました。

煙突からタバコのシーン。オープニングでは、「なんやこの映画?」と思ったのが、エンディングでは、島民たちがプライドを取り戻した姿を見てホッとし、精神的にも肉体的にも強くなったんやと(^^; 見た人しか判らないとは思います。

2005年6月26日(日) OS劇場・CAP
大いなる休暇@映画生活
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by borderline-kanu | 2005-07-04 12:07 | 映画レビュー
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