野生動物ドキメンタリーは好きなんだけど、「WATARIDORI」、
「ディープ・ブルー」ともに途中で心地よく寝てしまいました。今作もそんな不安を抱きながら、鑑賞したんだけど、映像だけでなく、冷房効きすぎで寒かったので寝れる状態じゃなかったよ(^^; それと賛否あるだろう、あのナレーション。次は何言い出すか興味深々で起きてられました。
字幕版で良かった。多分吹替ならアホらしくて見る気失せてたと思う。
ペンギンの生態にも詳しい人たちが考えたんだから、あながち間違ったことは言ってなんだろう。ただ、ペンギンのことはペンギンしか分からないんだから、やたら家族愛を強調するような台詞は好きじゃないな。
それに本当に同じペンギンを追いかけていたかは、撮影スタッフでも分からなくなってんじゃないの(^^; でも映像に限れば、文句のつけようがない!あの極寒の地で8800時間もフィルムを廻したそうです。最高の作品を創ろうとするプロの仕事だと思いました。
ペンギンの生命力を見ていると、命の尊さを今更ながら感じます。厳しい自然とのサバイバルに生き残ったものだけが、人生を謳歌できる。そう思うと人間がどれだけ恵まれた環境にいるか、どんなに苦しくても自ら死を選ぶことは許されないのだと。
なかなか見ることが出来ないペンギンの生態は驚きの連続で画面に釘付けになりました。この作品がフランスでもアメリカでもヒットしたことで、動物ドキメンタリーで擬人化ナレーションが当たり前のようになるのではないかと、不安で仕方ないなぁ(^^;
2005年8月14日(日) シネ・リーブル神戸
皇帝ペンギン@映画生活