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【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「愛についてのキンゼイ・レポート」
1万8,000人に「性」について個々にインタビューを行ない、1948年に学術書としては異例の20万部のベストセラーになった「キンゼイ・レポート」 その著者であるキンゼイ博士(リーアム・ニーソン)の生涯を追った作品。男女のことに関してシャイで情報がなかった時代のお話なので、今では当たり前のことでも、当時は深刻に受け止められたりしていて、そのギャップが楽しかったです。

男女の局部が丸見え!と一部で話題騒然?でしたが、極めて違和感なく映ってました。本当にあっけないくらい(^^; 決してキワモノ的な作品じゃなく、ヒューマンドラマやと思います。それと入場時に貰えた現代版キンゼイ・レポートも上映前の時間つぶしにはもってこい(^^)

【ネタバレリーナ】
「愛についてのキンゼイ・レポート」_a0031718_23161452.jpg

初めに自分の考えたインタビュー法の練習相手として質問を受けるところが、そのままキンゼイ博士の生い立ちの紹介になっていて、自然と物語に入っていけた。ここで厳しい父に反発する思い出が語られるが、これが中盤で生きてくる。

博士が父親に例のインタビューすると、思いもよらぬ真実が!子供の頃、マスターベーションが止められなく拘束着を着せられたことが、トラウマになり、日曜日には教会で教師をするぐらい厳格な人になってしまった。とてもせつなくて、きっともっと早く、こういう知識が広まっていれば、父親も違った人生を歩んだに違いないと思わせる。でもそれがキンゼイ博士の進む道を決めたといってもいいから、不思議な因果を感じさせるシーンです。

妻がクララ(ローラ・リニー)で良かったと思う(^^;
キンゼイ博士は、昆虫が好きでタマバチの研究をし、妻との初夜でうまくSEXできなかったことで、人の性についても興味を深めた。そんな博士だから、インタビューが進むにつれ、同性愛に走ったり、それをちゃんとクララに告白するなんて、真面目な一面もあるんだけど、普通なら付いて行けなくなると思う。それでもラストの気持ちが通い合ったシーンは夫婦って良いもんなんだなと思わせてくれます→独身なんですけどね・・・

2005年8月30日(火) 梅田ブルク7
愛についてのキンゼイ・レポート@映画生活
by borderline-kanu | 2005-09-05 23:56 | 映画レビュー
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