「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と同じストップモーション・アニメで撮られた、ティム・バートン最新作。ストップモーション・アニメって相当手間かかるらしいですが、独特の質感がCGを見慣れた目にはとても新鮮で、ちょっと物悲しいラストのコープス・ブライドの美しさは見惚れますよ~
個人的には
「チャーリーとチョコレート工場」よりも好きかな。
生者の世界がダークな色調で、死者の世界がカラフルという一見反対なのかと思うんだけど、これがぴったり。生きてる時に背負っていた重荷をすべて置いてきたかのような、死者たちの弾けっぷりも、楽しい。特にガイコツが自分たちの骨を使うバンドの演奏なんて死者の世界も悪くないって思うぐらいです(^^)
特技があると身を助けますよね、気弱なビクターが2人の女性との距離を縮めるのが写真にもあるピアノ。ビクターが決して狙ってやったわけではなく、彼自身の不安を解消するために弾いたピアノが、ビクトリアの心を掴み、コープス・ブライドの心を解かしたんじゃないかと思います。
2005年10月22日(土) 伊丹TOHOプレックス
ティム・バートンのコープス ブライド@映画生活