【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「親切なクムジャさん」
パク・チャヌク監督の復讐3部作のラストを飾る作品。「オールド・ボーイ」ほどの衝撃はなかったけれども、粘着質な復讐の仕方に、積年の恨みと罪の意識の強さをみた気がします。まさにイ・ヨンエのための映画ですよね。私は「ラスト・プレゼント」の夫思いの心優しい奥さんの印象が非常に強いので、冷めていながら鬼気迫る演技に、「何じゃこいつ!」って思いながらも目が離せませんでした!

【ネタばれです】 シャドウだけじゃなくてチークとルージュもしっかり塗ろうぜぃ。
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ペク先生(チェ・ミンシク)を埋葬する時のクムジャの泣き顔がなんとも言えない怖さを感じた。最初はやり遂げホッとした涙かと思ったんだけど、目が笑ってるようにも見えるんですよね。そう感じると、もう笑ってるようにしか見えなくて、してやったりという顔だと思うと背筋が寒くなりました。

韓国では出所したら「真っ白な気持ちに戻る。」という理由で豆腐を食べる。私は「オアシス」でそれを初めて知ったんだけど、クムジャは宣教師たちから出された豆腐をひっくり返す。刑務所で親切だったのも全部、作戦のため。だから豆腐なんて食べて真っ白な気持ちに戻ることなんてできなかった、復讐を終えるまでは。ラストの白いケーキに顔を突っ込んだのは、クムジャがすべて忘れてしまいたいという気持ちの現れだったんだと思う。でも復讐の後には、むなしさだけが残るんだろうなという切ないラストでした。

自分で手を下さず、ペクの被害者を集めて復讐させるところは、どこまで親切なんだと思いましたがね(^^;

2005年11月14日(火) 伊丹TOHOプレックス
親切なクムジャさん@映画生活
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by borderline-kanu | 2005-11-21 22:48 | 映画レビュー
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