【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ある子供」
カンヌのパルムドールにつられて観てしまいしましたが、色々と思うところはあっても、肌に合わない作品でした。

貧乏で物を盗んでは換金してるようなその日暮らしを好きでやってるのではないだろう。でもそこから抜け出そうとする気力は感じられなかった。父親である20歳の若者ブリュノが、生まれたばかりの赤ん坊を売り払らってしまったことから、ソニアとの間に亀裂が入る・・・

【ネタバレあり】
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ブリュノは苛立つほど愚かだった。
「またできるよ。」ソニアにとっては考えられない言葉に違いない。自分の赤ちゃんを金のために売った男の言い草。家から追い出されて「愛してる。」とすがる言葉も空し過ぎ。

ブリュノはソニアにも、盗品を売りさばく組織にも、その場しのぎで逃げるだけ。対峙する気がない、それが彼自身をどんどん追い込んでいってしまう。最後に仲間が捕まったことで自首するところは多少は前進したように見えるけど、遅すぎるわ!

何があっても許さなかったソニアが面会に来る。泣き崩れるブリュノとソニア。ちょっと未来に希望がわくようなラストのようにみえるけど、ブリュノは絶対にシャバに出ても同じこと繰りかえすやろ(^^; そして今度こそソニアに愛想つかされる姿が、エンドロール見ながら頭に浮かびました。

日本の十数年後、この作品のような世界になるのだろうか。
競争原理がはたらかない社会は萎んでしまうだろうから、目にに見えて貧富の差が見えだしてきたのは仕方ないこと。ただ頭では分かっていても、気持ちの切換えをはやくしないと取り残されそうな私です。

2006年2月4日(土) 梅田ガーデンシネマ
ある子供@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-02-09 23:44 | 映画レビュー
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