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by borderline-kanu
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「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」
第二次世界大戦末期、ドイツ国内で打倒ヒトラーを呼びかけた「白バラ」という組織があった。そのなかで唯一の女性ゾフィー・ショルは、戦後、暴力や抑圧に立ち向かうシンボルとして英雄視されてるいるそうです。そんな有名人の話とは知りませんでした(^^;

すっかり忘れてたのですが、「ヒトラー~最期の12日間~」の最後で女性秘書ユンゲの告白のなかでゾフィー・ショルの名前が出てましたね。「同い年の彼女が自分が総裁の秘書になった年に処刑されたと知って、若いことは言い訳にならないと。」

【ネタバレです】

「白バラ」の主張は、現代の私たちからみると当たり前のことを言ってるように思えても、全体主義のなかでは、発言すること自体が悪なんですね。日本も敗戦が濃厚になっても、公には本土決戦を否定はできない雰囲気だったでしょうし。だからこそ、21歳の若さで、自分の生命より信念を貫く強さがあることに驚く。そこまで達観してるのは、修行僧も顔負けです。でも偏屈な訳でなく、ポップスを口ずさむ姿は年頃の女の子そのものだし、即日死刑が決まった時の素顔は痛々しかった。兄のハンスも同じ強さを持ってるんだから、「どんな困難があっても、正直に生きろ。」という父親の言葉の影響は大きかったんでしょうね。

ヒトラーの世の中だから尋問官になれたと言うモーアとは、決して交わることがないのは分かっていても非常に緊迫感があった。職務を全うする立場でありながら、冷静に考えてゾフィーの言い分が間違ってないと思ってることは、最後に彼女にチャンスを与えることでも分かる。
これは裁判の時に傍聴している軍人たちの反応が最初と徐々に変わってきてることも同じで、内心はゾフィーたちの言ってることが正しいけれども、保身を考えたら口に決して出すことができないことなんでしょうね。泡を飛ばしながら弾劾する裁判官が哀れに見えました。

2006年3月26日(日) OS名画座
白バラの祈りゾフィー・ショル、最期の日々@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-04-05 00:09 | 映画レビュー
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