ウォシャウスキー兄弟が脚本ということで楽しみにしてました。監督は違うものの、うまく表現できないのですがデジャブのように同じような映像(時間や人は違う)を繰り返し使うのは、ウォシャウスキーらしいなと思いました。ただ
「マトリックス」のような派手さはないです。
仮面をつけてと言っても、
「オペラ座の怪人」のように口元は開いてる訳でもなく、全部仮面なので、感情の伝わり方が難しいんじゃないかと思いましたが、ヒューゴ・ウィービングだけでなくナタリー・ポートマンの演技にも助けられ、違和感なく見れました。そして戦うときは仮面の無表情の方が怖いんですよね。でも、役者としては最後くらい顔出したかっただろうなぁ、ヒューゴ・ウィービング。
【小ネタバレです】 ↓ウォーズマン(byキン肉マン)を思い出した・・・
基本的にシリアスなんだけど、息を抜かせるシーンがあって、面白いことを真面目にやってるので個人的にはツボでした。ただ観客の反応はあまりなかったんだけどね。
「頭おかしいの?」
Vの芝居がかった自意識過剰な自己紹介が終わった後のイヴィー(ナタリー・ポートマン)の言葉だ。そんなに立て板に水のように話されてもなぁって思う観客の声を代弁してくれる。命の恩人なのにちょっと馬鹿にしたようなイヴィーの言い方がコントぽかった(^^;
Vのエプロン姿。
鼻歌歌いながら機嫌よく料理をしてるV。なんか庶民的なシーンやなと思ってたら、ピンクの花柄エプロンつけてるじゃないですか。しかも仕草がめっちゃ可愛い(^^; どうせなら、司会者ゴードンが料理するときも着せて欲しかったよ。
イヴィーのコスプレ。
演技のできる女性にやらせることは何かと思ったら、あれは何才を想定してるん!神父のお付きのものが、手違いがありましたってのは、後で笑えます。可愛いんだけどね、見てて恥ずかしかった。ナタリー・ポートマンも坊主にされたり、コスプレやらされたりと芸の幅が広がりましたなぁ。
「踊りのない革命なんて、革命とは言えない。」
国会議事堂を爆破する前に2人が再会した時、イヴィーと踊りたいVが、さらりと言ったセリフ。なんでやねん!一人で爆笑してたんですが、劇場無反応でした(^^;
2006年4月23日(日) 伊丹TOHOプレックス
Vフォー・ヴェンデッタ@映画生活