今日はいつもブログでお世話になってる
「Swing des Spoutniks」の丞相さんとプチオフ会を兼ねて一緒に映画観ました。
当初からインパクトあるHNだなと思っていて、聞きたかったんです。そうしたら、友人につけられた名前をそのまま使われてると、なんて大らかな方なんだ(^^; 私なら間違いなく他人につけられたのは使わないだろうな。それとミックスジュースの作り方のコツ教えてもらいました~
ブログでしか知らない方とお会いするのは、緊張もあるんだけど、何度もブログにお邪魔してるから、なんとなく前から知っていたような気で話してしまうんですよね(^^; リアルな友人でも、映画の話だけで何時間も話せる人はそういないので、非常に楽しかったです!
映画の方は、私が観たいということでお付き合いしてもらいました。
終わり良ければ、すべて良し。という言葉があるように、この作品もラスト10分の映画の撮影は圧巻。この殺人シーンを撮るために、クランクインまでの大半が前フリになってるようなもんです。
【ネタバレです】 ↓元鹿島、現レッドスターの鈴木隆行に似てる。
劇中映画の老婆を殺す高校生は、2000年5月に愛知県の豊橋市で起こった老婆刺殺事件がモチーフ。「人殺しを経験してみたかった。人を殺したらどうなるか、実験したかったと言ってもいいです。」と供述したことをベースに、映画の犯人は、正常だったのか?異常だったのか?と監督(柏原収史)、助監督の久田(前田愛)の間で、意見の食い違いが生じる。その答え(柳町光男監督の)が、ラストシーンに凝縮されている。
犯人役の池田(中泉英雄)の冷静でいながら狂気にかられた目は、鬼気迫るものがあった。金槌で殴打しながら「人は簡単に死なないものだなぁ。」と、包丁を取りに姿は本当に怖い!
まるで映画撮影シーンなのに役になりきった池田が本当に老婆を殺したんじゃないか?と思わせる映像に、映画だろ?本当なの?と頭の中がグルグルしてしまいました。
また、エンドロールのおどろどろしい曲に、撮影スタッフ(生徒たち)が老婆の血で染まった畳を拭いてるシーンもちょっと胸騒ぎが止まりません。
でもね、問題は長~いクランクイン前の5日間です。
映画好きの学生が集まってるだけあって、生徒同士の会話には、映画ネタが飛びかいかなりマニアック、ただ私は昔の映画のことはほとんど知らないので、ぽか~んでした(^^; それと映画監督の教授のエピソードは、あとで、「ベニスに死す」をなぞってると知りましたが、必要ないと思う。映画が本当に好きな人は楽しめるかもしれないが、一般受けはしそうにないです。一般受けを狙ってるとも思えませんが(^^;
狭い仲間うちでの恋愛模様も複雑で、大学時代のバイトしてた頃を思い返せば、あるある!とは思うけど、なんでも詰め込みすぎて、ラストに向けての盛り上がりに欠けるんですよね。あの殺人シーンに対して、前半が軽すぎるのが、個人的には乗り切れなかったと思いました。
2006年4月30日(日) OS名画座 (最近名前変わりました)
カミュなんて知らない@映画生活