【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ジャケット」
ちょうど竹内薫著「99.9%は仮説-思いこみで判断しないための考え方-」を読み終わったところ。これは、この世の中、常識と思われてるものも実は仮説なんですよ、という本です。哲学的な部分もありますが、分かりやすいたとえを出しながら、もっと頭や柔らかくしてみようという内容です。だからかも知れませんが、何の説明もなくタイムスリップしてしまう主人公ジャック(エイドリアン・ブロディ)を、「それもあるかもしれない。」(ないない!)と優しい目線で鑑賞してきました(^^; 

タイムマシンではなく、何かのきっかけでタイムスリップしてしまうというのは、「バタフライ・エフェクト」に似てますよね。「バタフライ・エフェクト」が過去へ行って、現在を変えようとするのに対して、この作品では未来に行き、自分の死を探り、現在を変えようとしている。
湾岸戦争で銃弾を頭に受け、一度は心肺停止までいったジャック。故郷へ帰る途中、警官殺しの汚名をきせられた。身心の傷により、無罪になるものの精神病院へ入れられる。そこで待っていたのは、医者による人体実験であった・・・

【観てないと分かりづらいネタバレ】   ↓ 「マルコビッチの穴」じゃないよ~
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薬を打たれ、ジャケット(拘束衣)を着せられ、死体安置の「引き出し」に入れられるシーンは、嫌いだ。私が閉所恐怖症気味なのもあるけど、あのフラッシュバックは本当にイライラした。でもそれがジャックの痛みや苛立ちが体感できるとも言えるんだけどね。

「引き出し」に入ることで、何故か1992年から2007年へタイムスリップ。ここはとやかく言っても、謎は解けないので、受け入れるしかありません(^^; で、それが劇中でどれだけ自然に、ジャッキー(キーラ・ナイトレイ)が本物のジャックと認めるかを注目してました。

ジャックが病院に入る前、わずかな時間だけ会った子供のジャッキーが15年たっても分かるのかと。これはタイムスリップすることの(映画的に)メリットがあったと思います。ジャックに告白されて、信じられないジャッキーも、彼がいなくなる間に色々と調べることができたおかげで、少しずつ彼のことを信じようとしていく。あくまでもジャック視点なので彼が1992年に帰ってる時にジャッキーの行動が映像でなくても違和感ないんです。

ただ気になったのは、ジャッキーに15年前のジャックだと言ったらすぐ、「ジャックは1993年の元旦に死んだ。」と言ったこと。まだ4~5才の子供だったのに、そこまで憶えてるはずがないんじゃないかと思ったんですよね。しかもこの時点では母親が死んでいるので、手紙渡してないはずだから、車のところで1回しか会ってない。いくら彼の死が事件になったと言っても、そんなに印象に残ってるとは思えないんじゃないか。

何度か行き来しているうちに、死の原因が分かり始めてきた。それと同時に薬の影響か、タイムスリップのし過ぎでか、体力が衰えていく。ジャックは自分の命は諦めた代わりに、火事で死んでしまったジャッキーの母を助けようと手紙を持っていく。

ラストはハッピーエンドではないにも関わらず、2人のツーショットで終わるシーンは、ジャックのやりきった感がみれてホッとさせるものがあった。気になる部分はあるものの、SF、サスペンス、ラブ・ストーリー、ファンタジーが入り混じったジャンルを限定されないこの作風は面白いと思います。

エイドリアン・ブロディはやっぱり好きにはなれない。演技はうまいと思うが、のほほんとした顔が緊張感なくて雰囲気にあってなかった気がする。キーラ・ナイトレイは背中に大きなホクロあるんですね。それ見ただけでも収穫やわ(^^; 

2005年5月22日(月) 梅田ブルク7
ジャケット@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-05-27 02:07 | 映画レビュー
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