【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「嫌われ松子の一生」
映画化が決まった頃に本を買おうか悩んだけど、長いのと暗~い話そうだったので敬遠してました。そしたら、あの予告編、「本当にあの本なの?!」という疑問が渦巻き、観たくて、うずうずしてましたよ。さらに同じく中島哲也監督の「下妻物語」は全く興味なかったけど、先日TVで鑑賞したら、めちゃくちゃ面白いじゃないですか!その年の邦画ベストにあげる人が続出してたのも納得の出来でしたね。

木村カエラのプロモかと思うようなオープニングから、息つく暇なし、画面に釘付け。ティム・バートンに喧嘩売ってるかのような、カラフルで音楽が鳴りっぱなしのの2時間10分!最後はもうなんだか悲しくて、悲しくて涙と鼻水止まらなかったなぁ。隣で観てたヨメさんには、「泣くほどのことはないでしょ。」と言われてしまったが(^^; 

【ネタバレもありながら】
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松子(中谷美紀)は、父親から溺愛される妹を羨ましく、また心のどこかで妬んでた。そんな父親も、デパートのショーで見た芸人の変顔を松子が真似したときだけは笑顔を見せてくれた。松子にとって父親の笑顔を見ることが、唯一認められてると思う瞬間だったのだろう。しかし父に褒められたくてなった教師も、浅はかな行いで職を追われて、家族の縁も切られてしまう。

普通はこの辺りで、もう少し思慮深くなってもいいんだろうけど、見てる方がもどかしくなるぐらい、不器用なんだよね。松子は自分を愛してくれる人をひたすら追い求める。それは父親に代わる自分を認めてくれる人と新しい家を探す旅でもあったと思う。そう考えれば破天荒であっても1本筋が通ってるとも言えるのかなぁ。
「これで人生終わったと思いました。」私も思ったことあるけど、松子に比べたら小ちゃい、小ちゃい(^^;

彼女は自分の居場所を探せば探すほど転落していく。「生まれてきて、すいません。」人間失格の境地に至る松子を観て、本当に涙が止まりませんでした。結局、生きてるあいだに、彼女の新しい家は見つからなかった。いや彼女の理想の世界が現世になかっただけなんです。ラストの階段を昇っていくシーンはまさに、花道でしたね!

松子を殺した犯人絶対、ゴリだと思ってた(^^;
13年ぶりにやる気になったのに、あれは悲しすぎるなぁ。

2006年6月4日(日) 伊丹TOHOプレックス
嫌われ松子の一生@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-06-06 21:39 | 映画レビュー
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