「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督作品にチョン・ジヒョンが出るというので楽しみにしてたんですが、脚本がクァク・ジェヨンとは観終わるまで知りませんでした。クァク・ジェヨンはストーカーのように着いて回るなぁ。どうりで監督らしくないラブストーリーだと思ってたんですよね。
オランダ・アムステルダムが舞台ということもあって、登場人物は韓国人でもアジアの猥雑さでなく、なんだかノンビリした空気感のある作品でした。中身はしっかりアジアでしたが。
最初の数十分、3人それぞれの独白だけだったので、シチュエーションがわかり易かったですね。そろそろ飽き始めてきたころに銃撃戦があり、恋の緊張感とサスペンスの緊張感が程よくミックスされて、緩急のつけ具合は飽きさせずに良かったです。
【多少ネタバレです】
あんなに早くヘヨン(チョン・ジヒョン)が喋れなくなったのはショックやったなぁ。その後は表情で勝負しないといけなくて、ハードル高かったと思う。最近の作品と違って「イルマーレ」に近い、落ち着いた演技だったけど、個人的には元気な彼女が見てみたい!花の送り主に会うまでは、恋に恋するという感じだったんでしょうね。きっと頭の中では色々と妄想してて、ジョンウ(イ・ソンジェ)が現れたら一直線なのも、そう考えると頷けるかな。
本当の送り主パクウィ(チョン・ウソン)は、見守ってるつもりなんでしょうが、どうみても危ないストーカーじゃないですか(^^; デートの最中に暗殺して、何気ない顔で戻ってくるなんて、どっちが大切なのか分かりません!(そりゃ仕事だろうけど)本来なら、とっくに粛清されてそう。
ラストの雨宿りシーンは、オープニングと同じ。鉢を持って座ってるパクウィがいたのは気づいていたんだけど、ジョンウと上司も一緒にいたんですね。もう一度オープニングしっかり見てみたいです。ヘヨンがジョンウに会ったのが4時15分。個展の開催が4/15と何かありそうでなんだか分からない数合わせでしたね。
最近、同じアジアの映画で勘違い恋愛ものとしては
「PROMISE」があったけど、完勝。まぁ、あっちはコメディなんだけど(^^;
2006年5月28日(日)伊丹TOHOプレックス
デイジー@映画生活