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【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「カーズ」
恒例になってる本編前の短編「ワンマンバンド」。
ヒートアップする2人のバトルは見モノ、そして何があっても生き延びそうな少女(少年と思ってた。)が素敵でした。

ピクサー作品は、「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」しか観ていませんので、エンドロールでの旧作品の車コメディはそれほど楽しめた訳ではないけど、遊び心ありますね。また、映像にはいつも驚かされます。車の質感やドライブ中の風景の美しいことと言ったら、ため息出そうですよ。

字幕版で観たかったのに、ほとんどやってなくて、仕方なく吹替版で鑑賞しました。上映されてるスクリーンの94%は吹替版だそうですよ。家族連れがメインターゲットなのは分かるけど、もう少し字幕版増やしてもいいんじゃないかなぁ。

【ネタバレです】
「カーズ」_a0031718_1011396.jpg

人生は勝つだけ(金だけ)が全てではないというテーマ。自分勝手で親友と呼べる仲間がいない主人公のマックイーンが、地図からも消し去られた街ラジエーター・スプリングでの出来事を通じて、人(車)を思いやる気持ちや一人で何でもできるわけではない事を学んでいく。車が特別好きではない私にとって、話す車たちに最後まで魅力を感じなかった。

ラストは意外でした。
クラッシュしたキングにドック・ハドソンを被らせたマックイーンは、ゴール寸前で止まり、キングに駆け寄るというのは、少々やりすぎじゃないか。試合に負けても人生で勝つといった所ですが、1人でやっていたマックイーンとキングの関係がはっきり見えないので違和感があった。それよりも新しいスポンサーの申し出を断るところは、彼の成長の証だと思う。

勝利至上主義のようなアメリカでこのような映画が作られたことは、興味深いと思いました。

2006年7月9日(日) 伊丹TOHOプレックス
カーズ@映画生活
by borderline-kanu | 2006-07-15 10:13 | 映画レビュー
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