【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ゆれる」
久しぶりにシネ・リーブル梅田に行ってきました。ポイントが1700にもなってたので、タダで観るつもりが、ポイント倍増の日ということで、また貯めてしまった。いつになったらタダで観れるのか、これで2本無料だ(^^;

それにしても大人気でした。(7/23の日曜)
次々回まで満席で、仕方なく立ち見で観ることに。立ち見は初めてだったんだけど、ここは両サイドの通路が広くて、そこなら座れるので大丈夫だろうという計算でした。しかし、チケット見たら、128番。劇場のお姉さんに聞くと、座席が93席しかない、ということは35人目じゃないですか!本当の立ち見を覚悟したんだけど、ギリギリ通路に座れたので助かりました。

兄弟なのに、いや、兄弟だからこそ、心の底にあった本音がぶつかり合った時の、憎しみの感情が溢れ出していく様が、観てる私に突き刺さってくるような気がした。「ゆれる」どころか「揺さぶられ」てしまいました。

ハリウッド大作とアニメばかりの夏休み映画に飽きてきたら、観てもらいたい作品です。

【ネタバレです】
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家を継いだ兄・稔(香川照之)と、家を飛び出しカメラマンになった猛(オダギリ・ジョー)。父と叔父の関係も全く一緒で、弁護士になった叔父(蟹江敬三)のことを昔から好きではなかったという稔には、心の中で猛のことをどう思っていたかというのが現れていたシーンでしたね。

「人を信じたりしないのが俺の知ってるお前だよ。」by稔。
この言葉と、猛と智恵子との関係を気づいていながら、稔の法廷での「彼氏に申し訳ない。」と頭を下げる卑屈なまでの態度によって、猛の気持ちも暴走を始める。

証人で立った猛が、兄へ不利な証言をしていく。この時の猛の気持ちは、稔と観客にしか分からない。裁判官や傍聴してる人は、稔が保身のために偽証してると思ってるけど、本当は、兄の本心を知ってしまった腹いせでしかない。兄との関係を元に戻すというのも詭弁なのは、観ていた誰もが思ったことだろう。劇中でも7年後にガソリンスタンドの店員(新井浩文)から、指摘されて、出所する稔を出迎えることを拒否することからも、兄への複雑な思いが伝わってきました。

ラストの稔の笑顔は何を意味したんだろう?普通なら修復不可能な兄弟の絆は繋がるのだろうか?私には、復讐を心に誓った笑顔に思えたんですが、あの後は誰も分からない。一筋の希望も残したところは良かったと思います。

香川照之は、「嫌われ松子の一生」の兄役と通じるものがありましたね。あれが本音出したら、稔になったような気がします。なにか全て諦めて、無理して笑ってる姿、自分が悪いのを認めながら、なんとか裁判を切り抜けようとする狡猾な一面、猛に対して本心をぶちまける壊れた姿と喜怒哀楽すべてを出し切った演技は素晴らしかったですね。

私も弟がいて、今は年に1回会うかどうかなんだけど、どう思われてるんだろう・・・

レギュラーのガソリン価格が125円って安いやん(^^;

2006年7月23日(日) シネ・リーブル梅田
ゆれる@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-07-31 00:29 | 映画レビュー
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