【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「トランスアメリカ」
トランスセクシャル(性同一性障害による性転換者)、いわゆるゲイをテーマにした作品だけど、とても爽やかなのは、ブリー(フェリシティ・ハフマン)が自分の生き方に信念があって言い訳しないところかなぁと思う。言葉遣いやマナーは女性よりも女性らしい面を持っている。トランスセクシャルということを除けば、普通の人だというところが良かったです。

ロサンゼルスで女性として暮らす男ブリー。
1週間後には、男のシンボルを取り除く手術を控えている。晴れて、身も心も女性になれるという時に、17年前の一夜の過ちで生まれた息子がNYにいる事を知ってしまう。窃盗の罪で拘置所に入っていた息子トビー(ケヴィン・セガーズ)を保釈し、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするが・・・

【ネタバレです】
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実は父子の旅だけど、それを知ってるのはブリーだけ。トビーはブリーが男だという事も気づいていない。こういうシチュエーションなので、旅で何が起こるかは、予想がつく。
それでも、2人の旅が目が離せないのは、生真面目な性格のブリーと自分のやりたい事を見つけ出せないまま、男娼として生活していたトビーの鬱屈した感情が、ぶつかった時に起こる笑いが微笑ましくも、せつないからだと思う。

車を盗まれて、仕方なくブリーの実家へ向かう2人。
そこでトビーがブリーに愛の告白するのは、唐突な感じもする。だが、この旅でブリーの女性としての魅力に気づいたことと、2人の境遇が似ていること(実家を飛び出さないといけなくなったこと。)がトビーの気持ちを動かしたと思えば、納得できる。そのせいで、自分が父親だと告白しないといけなくなるんだけどね。

ラスト、家にやってきたトビーに、「机に足を掛けないで。」といい、ビールを持ってくる姿は、しっかり母親の顔になってました。

この作品、脚本も良いのだけど、やっぱり、主演のフェリシティ・ハフマンは素晴らしい。アカデミー取ってもおかしくないと思いました。女性になりたい男の役というのは、頭で理解しても、簡単に演技できるものではないでしょう。歩き方や真面目なんだけど、粗忽なところを見事に演じてましたね。

ブリーが立ちションを見つかった時に、男のシンボルが丸見えだったのには、見ちゃいけないもの見たような気になりました。それとブリーの母親の方がよっぽど性転換したかのような顔だった(^^;

2006年9月9日(土) 梅田ガーデンシネマ
トランスアメリカ@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-09-12 16:53 | 映画レビュー
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