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【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「フラガール」
あなたは、しずちゃん(南海キャンディーズ)で泣けますか?
最初はお笑い担当だと。いかにもな設定やなぁと思ってましたが、思わずホロリとなってしまいましたよ。

福島県いわき市で脱炭鉱のために作られることになった常磐ハワイアンセンターの誕生をめぐる物語。シンプルなストーリーだけども、葛藤しながら、自分の可能性を信じて成長していく人たちの想いが伝わってきます。

【ネタバレです】
「フラガール」_a0031718_23532946.jpg

こういうタイプの作品には必ずといっていい程、出演してる竹中直人はいませんが、インパクトでは、ダンスの先生まどか役の松雪泰子も負けてなかったですね。都落ちのように、炭鉱の町にやってきた彼女。いきなり、ゲロ吐くとは!車が故障してトラクターに揺られる姿に、頭の中では「ドナ ドナ ドナ ドナ 子牛を 乗せて♪」がグルグル回ってましたよ(^^;

そんな彼女も紀美子(蒼井優)たちの、フラにかける姿にダンスに対する情熱を取り戻してゆく。早苗が炭鉱をクビになった父にボコボコに殴られたことで、銭湯へ乱入する。笑えるんだけど、フラガールたちと気持ちがシンクロしていくグッときます。

ハワイアンセンター部長(岸辺一徳)が「大人の女になったなぁ」と言うシーン。
教えを乞う立場だったのが、練習や宣伝カーでのイベントを通じて、ハワイアンセンターを成功させるためのパートナーとなったんだなと。そして素直にそれを受け入れる、まどか先生も人間的に一回り大きくなったと感じさせます。

問題のしずちゃん。
父親が落盤事故で生死の境をさまよってる時、まどか先生も帰ろうという中、泣きじゃくりながら「父ちゃんも踊ることを望んでるから。」と宣伝カーツアー続行したことで、先生とフラガールたちの気持ちは1つになりました。ずっとダメさ加減が笑いなってたのに、あそこではやられました。

ハワイアンセンターがついにオープンして、いよいよダンスショーが始まる!
自信を持って踊るフラガールたち。そして紀美子が1人で踊るシーンは圧巻です。踊りだけでなく、笑顔を絶やさないという、まどか先生の教えをしっかり守ってましたよね。ショーが終わった時の彼女たちの顔は、演技というより、踊りきった達成感一杯で、観てる私も思わず笑顔になってしまいました。

アカデミー賞外国語映画部門の日本代表ということですが、外国人にも伝わりやすい作品だと思うので、期待しちゃいますね。

2006年10月1日(日) 伊丹TOHOプレックス
フラガール@映画生活
by borderline-kanu | 2006-10-06 13:38 | 映画レビュー
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