【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「大日本人」
10代の多感な時期に、欽ちゃん、ドリフ、ひょうきん族、どれとも違う笑いがあるということを知らしめてくれたダウンタウンは今でも好きです。最近、トーク番組しかやらないのが残念だったけど、まぁ40代になったから、昔のようなパワーはないのかなと半分諦めてたんんですよね。だから松本人志監督がコメディ映画を作ったと聞いて、待ち遠しくて仕方ありませんでしたよ。

封切前の1週間、これでもかと監督がTVに出まくってましたね。10億もかけたらしいので、やっぱり必死なんやなと思いつつ、さんまやタモリと共演する姿が新鮮で、映画の番宣を超えて楽しめました。それに雑誌も松本人志特集一杯あって、立ち読み大変(^^;

これだけ書いてなんですが、この作品に関しては映画としての期待はそれほどなく、彼の「笑い」が今も私の心に響くかを確認するつもりで観に行ってきました。結果、そういう見方をしたのは正解だったと思います。ダウンタウンの、もっと言えば松本人志のコントが好きじゃない人は観ない方が賢明でしょう。

この作品は既存の映画の枠組には入らないんでしょうね。簡単に言えば映画の形を借りたコント。10分でやる内容を肉付けして2時間の映画にした感じなんですよね。だからといって、退屈するでもなく、個人的には松本人志の笑いが好きだということを再認識できた作品でした。ただし、カルト的要素がかなり高いと思いますので、人には薦めませんけど(^^;

【ネタバレです】
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ときおり現れる獣を退治することを代々職業としている、大佐藤(松本人志)にインタビューしていく形式で物語が進んで行きます。最近のヒーローものと同じように、敵と戦っていない普段の姿を描いてるんですが、ここまで私生活をさらしてるヒーローはないんじゃないでしょうか(^^; インタビュアーがズケズケと聞いてくるとこなんか、逮捕状を出される前の容疑者のインタビューを逮捕した後にニュースで見ているような感覚に近い気がしました。

大日本人に変身して戦うということ以外は、本当に普通の人なんですよね。
奥さんと別れて、実際には半年に1回なのに、子供に月1回会ってる、もっと会いたがってるんだと言ってしまうことや、名古屋のスナックのママと嬉しそうに、はしゃぐ姿とか、バツ一男の寂しさが浮き彫りになるような哀愁を感じました。4代目お祖父ちゃん、ボケて自分で電流ながして巨大化って、当事者なら笑うに笑えないけど、やっぱり面白い(^^) 

獣と戦ってるシーンは、贅沢にCG使って、見た目の面白さはあるけど、ジワジワと面白さが沸いてくるのはやっぱりインタビューシーンなんですよね。それに自分のことしか考えてないマネージャー(UA)とのスポンサーを巡る話も、なんでそんなに立場弱いのってのが、不思議だけど好きですね。

問題のラストですが、
「これから実写版でお送りします。」と画面に出たときは意味がわからなかったけど、『実写版ってコントのことかい!』って思わずつっ込んでしまいました。お金がなくなって、ああした訳じゃなく、それまでが壮大なフリやったということなんだろうけど、あのまま終わるとは思ってなかったです。

エンドロールで宮迫博之と宮川大輔の名前が出てきたので、どこに出ていたんだろうと思った瞬間、最後のコントが始まり宮迫と大輔の声が聞こえてきたのは、完全にタイミング計ってましたね。

月収50万円ってこういう職業にしては、やっぱり安い?

2007年6月2日(土) 伊丹TOHOプレックス
大日本人@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-06-07 00:22 | 映画レビュー
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