前作
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」であんな終わり方された日にゃ、観ないわけいかんやろという最終章。
1作目がヒットしたから、2~3作目を同時に撮影するという
「マトリックス」 や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じパターン。しかもこの3作品に共通するもっとも痛いところは、全部観てみるとやっぱり1作目が一番面白かったってことでしょうか(^^;
登場人物が入り乱れ、騙しあいの連続にしっかり見なきゃと思うあまり、肝心の一番盛り上がるバトルシーンで眠くなってしまいました(^^; 本格的に東インド会社戦いが始まるまで、同じようなことの繰り返しで、飽きてしまうんやもん。3時間という長さもマイナス材料でした。
サオ・フェン(チョウ・ユンファ)をはじめとした、新たに出てくる海賊たちはみんなそれぞれにドラマがありそうなのに、大団円に向けての流れの中で、個性を出す暇もなく消えていってしまう。物語が大きくなってきて、それどころじゃないのは分かるんだけど、それなら初めから出さなくても良いんじゃないかと思う。そのせいで、主人公たちも出番が減って、もぐら叩きのように次々と入れ替わりで顔を出す始末。
人を蘇らすのはいいけど、なんで?というところが完全無視なんで、腑に落ちなかったなぁ。
観終わった後に、もっと観たい!じゃなくて、やっと終わったという気になってしまった。やはり3部作ずっと緊張感を保ってみせきるにのは難しいんだろうなと実感しました。
2007年6月1日(金) 伊丹TOHOプレックス
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド@映画生活