【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「殺人の追憶」
韓国で1986年~91年まで農村で10人の女性が殺された。3,000人の容疑者が調べられ、180万人の警官が動員されたがいまだに犯人は捕まっていない。という実話を元に作られた作品です。

「俺の目を見ろ。」自分の直感と足で犯人探しをする地元のパク刑事(ソン・ガンホ)
「書類はウソをつかない。」理詰めのソウルから来たソ刑事(キム・サンギョン)
二人は対立しながらも犯人を追っていくのだが・・・

【ネタバレです】
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実際に迷宮入りする事件ってのは、こういうもんなんやろうねドラマのように都合よくいかない。手がかりはあっても、真犯人は見つからない。そうしてる間に次々と被害者が増えてくる。警察の苛立ちがストレートに見てる方も伝わってくる。

いつも冷静なソ刑事が終盤にかけて、犯人に対しての怒りから変わっていくところが、警察や国民の気持ちを代弁しているんやないかと思う。

実際に犯人が捕まってないけれども、映画的には犯人が捕まる可能性もある。
その場合は、観客を納得させへんとあかんし、やっぱり捕まらんのかなぁ。
頭の中では色々と想像しなが見てたので、緊張感は凄くあった。

ラストのソン・ガンホの目が忘れられません!

さらに、シリアスなだけやなくて、笑わせのツボがあるのでギャップが余計に悲壮感を際立たせている。

「ラブストーリー」もそうやったけど、韓国の歴史が映画の中にしっかり描かれているところが(どれぐらいリアリティがあるかはわかりませんが)作品により深みをもたらしているのかなと思います。

日本は大戦戦後60年以上経って平和が当たり前になってるけれども、韓国は朝鮮戦争や軍事政権のクーデターがあったし、徴兵制があり、北朝鮮との緊張感がある限り、日本人が感じている平和はないと思う。

骨太の作品というのがぴったりな秀作です。ただし、題材の性格上、胸のつっかえはなくならないから気分が乗らないときは見ないほうがええですよ。

過去の鑑賞作品を掲載しています。
2004年4月4日(日) シネマ・アイリス

昔の韓国警察が本当にえぐかったことが解かるドキメンタリー
「塵に埋もれて」
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by borderline-kanu | 2004-07-10 00:41 | 映画レビュー
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