【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「題名のない子守唄」
わざわざ元旦から、どよ~んとなりたくないと思いながら選択肢がなく、初詣帰りに行ってきました。まぁ観たい作品ではあったんやけどね(^^;

北イタリアのトリエステに長距離バスでやって来たイレーナ(クセニャ・ラポポルト)は、金細工商を営むアダケル家のメイドになる。家事を完ぺきにこなす彼女は、アダケル夫人(クラウディア・ジェリーニ)から瞬く間に信頼を得るようになる。また、4歳になるアダケル家の娘テア(クララ・ドッセーナ)とも心を通わせ合うようになるが……。(シネマトゥデイ)

映画の最初に結末を教えないでとありましたが、
【ネタバレです】未見の向けには書いてません。
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雑と言うか荒っぽいところも、結構あります。例えば、イレーナが恋人の死体を見つけ出すところは、彼女の黒カビ(売春組織のボス)に対する恨みの元になる部分だから、シーンとして必要なんですが、見渡す限りのゴミ山の中から、見つけ出すのは「何でやねん!」と思ってしまう。ただ、見せ方が上手いので最初から最後まで画面から目が離せませないんですよね。

イレーナはゴミを漁さり、ミラノ風カツとジェノベーゼが好物だということを見つけ出したり、元のメイドを突き落としてまで、アダケル家へ近づくことに成功するんやけど、彼女の原動力は一緒に地獄から抜け出そうと言ってくれた恋人と彼との子供に対する愛なんですよね。女性ならではの芯の強さ、なんとしてでも生き抜く執念を見た気がします。

アダケル家が金細工の仕事をやってるというのが最後に生きてきましたね。
テオはイレーナそっくりな髪質のパーマ頭。上戸彩主演の「暴れん坊ママ」でパパ・大泉洋の息子が、全く同じパーマ頭だったの同じくらい分かり易いなと思わず笑ってしまいました。これで、実の子供じゃないというのは、どこまでイレーナを落としたら気が済むねんと憤りさえ感じました。

しかし、映画なら当たり前なんですが、それでも言わせてもらうと、ここまで全てがラストシーンの為にあったと言っても良いと思います。それぐらい待ったかいがあったラストでした(^^)
再会した時のイレーナとテオの笑顔は、とっても清々しかった。あの笑顔だけで、今までの辛かった人生が救われる訳ではありません。でも刑務所に長年服役していたイレーナにテオが待っていてくれたこと自体が、彼女の再出発に明るい光が灯ったんじゃないかと思います。

黒カビ、あれだけめった刺しにされてるのに、生きてるんかい!
それが一番怖かった(^^;

2008年1月1日(火) ホール・ソレイユ
題名のない子守唄@映画生活
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by borderline-kanu | 2008-01-16 00:39 | 映画レビュー
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