【ネタバレです】
原作を読んで鑑賞しました。
伊坂幸太郎にしては平凡な(失礼だけど)作品やったと思うので、たいして期待もしてなかったんですよ。それでも、映画とは別物とは言え、半分はただのグチです(^^;
死神だけで繋がってるの3人の物語を、1人の女性の物語に変えたところは、映画的には正解でしたね。それぞれの大筋を変えずに、人物設定を置き換えたことで、連作短編の趣きがあり、伏線もあるので最後までダレずに観る事ができた。
原作も時代を越えた短編なんですが、本で読む時は、頭で想像する分、違和感は少ないし、逆にこんなに時間が過ぎていると感じた瞬間が、腑に落ちたり、「こう来たか!」と嬉しい気持ちになったりできるんですよ。
でも、映像はごまかし様がないから、竹子ロボが出てきた瞬間、ぽかんとしてしまいました。しかも、ロボ以外は、全然未来感ないし(^^; あんなんするなら、最初の物語を無理に古臭さ出す必要ないやん。
死神は、金城武のしゃべってるイメージぴったりでした。
でも、これも本で読んでるから良いのであって、「難破とナンパ」や「見にくい顔と醜い顔」シリーズは、間が難しいから、笑えないんすよ。劇場もどちらかと言うと失笑気味でした。
金城武は、邦画でなくていいです、中華圏で出てる方が彼らしさが生きるんじゃない?!
2008年3月23日(日) ワーナー・マイカル・シネマズ高松
Sweet Rain 死神の精度@映画生活