【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ナイチンゲールの沈黙」 海堂尊 文庫
シリーズ2作目なのにこの作品を飛ばして「ジェネラル・ルージュの凱旋」が映画化された訳が読んでみて判りました。「チーム・バチスタの栄光」のイメージで読み始めると肩透かしを食らってしまいます。

前作が手術室内での殺人という狭い空間での出来事で、実際には医療に詳しくないのでわからないけど、十分にリアリティを感じさせてくれます。そういった硬質な中に田口と白鳥コンビの会話が良いアクセントになっていて、エンターテーメントとして上質な作品でした。

それに比べると、小児科医療や緊急救命という医療問題にスポットをあてているものの肝心の事件は、病院外で起こるし、犯人探しというより、どうやって自白させるかという面に重点が置かれている。それ自体は悪くないけど、解決方法がファンタジー色が強くて、田口も白鳥の出番も少なくて物足りなさが残りました。

それでも登場人物が増えて、白鳥みたいな尖がったキャラは1人で十分と思っていたら、デジタル・ハウンドドッグの加納警視、救命救急の速水部長や小児科の猫田師長など一癖も二癖もある人たちの描き方は相変わらず上手いなぁと思いました。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」の粗筋だけ読んだんですが、この話と同時進行で起こった出来事らしい。その粗筋読んだ時が、ちょっと衝撃でした。そう来たかと(^^; この本の位置づけも重要になってくるんでしょうね。「ジェネラル・ルージュの凱旋」も早く読みたいと思います。
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by borderline-kanu | 2009-03-23 00:10 | 本&コミック
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