【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ララピポ」 奥田英郎 文庫本
まず題名の意味が気になりますよね。終盤で明かされるんですが、なんてことはない言葉なんだけど、作品全体の表題としては、しっくりくる気もします。

この作品の登場人物は、人生を生き抜いていく上で、何かしら問題を抱えています。ほぼ全編エロ話!なんですが、登場人物の視点が代わるごとにそれぞれの思惑が見えてくるという、下には下がいることを実感させてくれる作品になっています。

お金が無くても性欲は尽きない、また他人の欲望を利用する人もいる。読み続けていくと、いやらしさよりも切なさを感じてしまうんです。
なんだか上から目線のようですが、他人事じゃなくて、何かのきっかけがあれば自分も同じように落ちていくかもしれないという思いも、頭の片隅にあるんですよね~

自己中心的、人に流されやすく、プライドが邪魔して嫌と言えない、現実を直視できずに見て見ぬふり、お金がなくても働く意欲がない、死にそうな時でもろくな人生じゃないから死んでもかまわないって思う。
こうやって登場人物たちの特徴を書き出してみると、1つぐらい、そういえば自分もそういうところあるかもって思いませんか。

初めて奥田英郎を読む人にはあまり勧められませんが、疾走感のある面白い作品でした。映画は観てないけど、どう映像化されてるか楽しみです。




主人公が街でぶつかった外国人が「ララピポ」と言ってるのを聞いて、確認したら「a lot of peaple」=「たくさんの人たち」と言っていたのが「ララピポ」と聞こえたというお話(^^;
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by borderline-kanu | 2009-05-18 21:49 | 本&コミック
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