とにかく最初から最後まで笑いっぱなしで楽しかった。原作読んだこと無いけど、読みたくなりました。
ヨハネ・クラウザーII世(松山ケンイチ)は見た目も含めて個性的なキャラだとは思ってましたが、レコード会社の女社長(松雪泰子)のぶっ飛び具合を見てちょっと嬉しくなりました。あれぐらい強烈な社長じゃないと、ポップミュージシャン志望の根岸崇一(松山ケンイチ)をデスメタルの世界へ引き摺りこめないでしょうしね。それにしても彼の声を聞いて、真逆なバンドのボーカルに抜擢するなんて慧眼です(^^;
【多少ネタバレです】
見事にギャップのある2人を演じわけた松山ケンイチがいたからこそ成り立った作品と言っていいでしょうね。社長に部屋の中を荒らされて、根岸のまま、「恨み晴らさずでおくべきか。」とクラウザーさんの声ででつぶやくシーン。あそこで2人のキャラがシンクロすることで、より親しみを憶えましたよ。
実家に帰って弟を更正させようと、クラウザーさん変身して稲を刈り、トラクターを運転する。そして仲良く家族とご飯食べたりするのが、当たり前の光景のように見えてきて、不思議な気がします。あの姿とのギャップは本当に目に焼きつきますね。
なんでクラウザー様じゃなくて、クラウザーさんって先輩みたいな呼ばれ方なんですかね(^^;
2009年5月6日(水)DVD
デトロイト・メタル・シティ@映画生活