監督がミシェル・ゴンドリーでジャック・ブラックが主演なら観ないわけにはいきません。ミッシェル・ゴンドリーの作品は
「エターナル・サンシャイン」、「恋愛睡眠のすすめ」と3作品目ですが、主人公の設定が風変わりな方が、独特の映像と相性良さそうですね。コメディかと思っていたら、ラストはとってもハートフルな展開で、劇場で観れなかったのがもったいなかったと思わせる作品でした。
【ネタバレです】
変電所で半端じゃない感電をして、磁気を帯びてしまうジェリー。いかにもジャック・ブラックらしいとんでもな役柄で期待値がぐんと上がりましたよ。磁気を帯びたせいでマイク(モス・デフ)が任されていたレンタルビデオ店のビデオが全部消えてしまう!そこで自分たちでリメイク映画を作ろうという後先考えない発想が大好き(^^)
リメイクする作品が、「ゴーストバスターズ」や「ロボコップ」、「2001年宇宙の旅」、「キングコング」などなど、ハリウッドの大作だからこそチープさが余計にツボでした。客たちもクレームではなく、面白がってさらに観たがり、自分たちまで出演してしまうという、なんでもありなところが、手づくり映画の面白さを見せてくれた気がします。
オープニングで有名なピアニストの伝記的なモノクロの映像に、ジャック・ブラックや腹に何か詰めたモス・デフが演技してるのを見て、どういうことだろうと不思議でしたが、映画を観終わって、思わずオープニングを観返してしまいました。
ただ一つだけケチをつけると、邦題のセンスないっす(^^;
2009年7月19日(日)DVD
僕らのミライへ逆回転@映画生活