【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ママの狙撃銃」 荻原浩 文庫本
ハードボイルドと言えば、男の物語というイメージがあるけど、こちらの作品の主人公は、41歳の一見平凡な主婦。しかし、タイトルにもあるようにお祖父さんの形見のライフル(狙撃銃)を持つ凄腕のスナイパー。25年前に1度だけ人を殺したことで、殺した相手が見えるようになってしまった。

普通の主婦がスナイパーというギャップ、家族といる時と仕事をする時のギャップなどアイデアは面白い。

小学生の息子が家の中でも砂場でも泳ぎの練習をするところなんて、愛嬌があり、ほのぼのさせてくれます。中学生の娘がいじめられてるところを母親が救うシーンは、本線から外れてしまうのだけど、好きなところです。親として子供に対する教育という面で言えば、やりすぎなのは誰の目にも明らかなのだけど、いじめを受け入れるのではなく、能動的に解決しようとする姿勢にグッときてしまいます。

ただ気になるのは、女性が主人公で殺人というテーマなので、コメディタッチであるのだけど、痛々しさが全編通して感じられるところかな。

それは殺した相手が見えるというのも影響が大きいのかも。悔恨の気持ちを現しているのでしょうし、物語の重要な役割を担ってはいるのですが、ハードボイルドなのかコメディなのかどっちつかずになってしまってますね。
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by borderline-kanu | 2009-12-02 22:39 | 本&コミック
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