【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「四畳半神話大系」 森見登美彦 文庫本
「鴨川ホルモー」繋がりという訳ではないのだけれども、こちらも京都を舞台とした作品が続きました。

勝手なイメージで作者の作品を女性向きと思ってました。でも少し文学的といいますか癖のある文体にはまってしまったんですよね。森見登美彦は今年最大の発見といってもいいぐらいです。すでに人気作家なんで、今頃と言われるかも知れませんが(^^;
 
古くて汚い四畳半に住む大学生を描く4つの短編。
ファンタジーというスパイスをたっぷり効かせた、パラレルワールドになっています。主人公が夢のキャンパスライフを得るためにサークルに入るのですが、4つ選んだどのサークルに入っても、2年後には結局は同じ結末になる。登場人物も同じで、同じような出来事が起こるのに、どの話も読み応えがあります。しかも少しずつリンクしていて、違う話で前の物語の裏が分かるような仕組みになってるんですよね。作者の頭のよさが、読んでいて分かります。

1話目を読んだときは、そんな仕掛けになってるとは思ってもなかったので、2話目の導入部分が、1話目と2ページぐらい全く同じなんですよ(^^; これデジャブと思いながら、誰もが1話目の最初を読み返してしまうと思います。

1話目の映画サークル「みそぎ」で主人公と悪友の小津が、2人で作ったへんてこな自主制作映画4つがあるのですが、4話目になって、それぞれの短編の内容と同じだと気づいた(遅い?)時は、またも読み返してしまいました(^^;

この作品、フジアニメになるようで、こちらも楽しみです。
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by borderline-kanu | 2009-12-23 09:16
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