【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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今年もサッカーの季節がはじまります
この1週間、出張とADSLの回線異常でネットに繋がらなかったこともあって、コメント&トラバ返しが精一杯でした。サッカー関連で書きたいこともあるので、まとめ紹介します。

『日本vsU-22アメリカ』
サッカーの試合しばらく観てなかったから、U-22戦は楽しみにしてました。
仕事から帰えると後半も途中で、ちょうど家長が投入されたところ。左からのドリブル突破から、チャンスを作る!しかし徐々にボールが回ってこなくなり、もったいないなと思った。右の水野も敵を翻弄するものの、FWが決めきれず。結局スコアレスドロー。

後日、録画してるのを見直したら、先発の本田圭佑も個人では崩してはいても、両サイドとも単発の攻撃で終わってました。3トップとMFの連携が上手くいってないかんじでしたね。まだまだ、チームとしても完成度は低いとは思いますが、アメリカも個人は強くても組織としては、まだまだだったので、勝てる試合を引き分けた気がします。

平山は少しづつ体のきれも出てきたようだけど、実績を考えれば、こんなもんじゃ納得はできない。北京オリンピックのアジア2次予選の相手は大したことがないので、試合を通じて自信を深めてもらいたいです。

『ゼロックス スーパーカップ 浦和レッズvsガンバ大阪』
こちらも土曜が仕事で、日曜に録画を鑑賞。
こういう試合を元旦にやってもらいたかったなぁ。西野監督も驚くほどの4バックでの安定感でしたね。昨年、遠藤が肝炎で離脱する前の好調時の布陣とほぼ同じでした。

マグノのポジショニングの良さと冷静さは、本当に心強い。播戸もゴールこそ無かったものの、動き出しの良さは相変わらずで、今年もやってくれそうです。
圧巻は二川と遠藤の2列目コンビ。どちらもパスも出せてキープ力があるから、ボランチの2人が安心して攻めあがれる。だから、ボールポゼッションも上がるという好循環でした。

驚きは左サイドの安田。どちらかというと家長に近いタイプの選手だと思っていたので、守りもしっかりしないといけないサイドバックは荷が重いと思ってました。前線へのフィードの正確性はイマイチでしたが、豪快な攻め上がりと、豊富な運動量で左サイドを制覇していましたね。相手が2トップになってきた時の守備など、今日は見えなかった課題もありますが、試合経験が増えることでますます良くなるんじゃないでしょうか。U-20代表へも返り咲いてもらいたいです。

浦和は怪我人が多い上に、動きも良くなかった。これから段々と調子を上げてくれば手ごわい相手であることは変わりないですが、少なくとも苦手意識を引きずることなく、開幕を迎えられるのは、精神的に大きなプラスだと思います。

今年はACLには出ないけど、ガンバも各代表に選手を取られるので、若手の成長に期待したいです。特にDF中澤は絶対に出てきてもらわないと困りますね。
それにしても本当に開幕が楽しみになる試合内容でした(^^)
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by borderline-kanu | 2007-02-25 23:05 | サッカー
「朧の森に棲む鬼」
「ゲキ×シネ」で劇団☆新感線を始めて観て以来、DVD買ったりして益々好きになっていたのですが、なかなか生鑑賞する機会がありませんでした。それが、やっとチケット取れて大阪松竹座へ行ってきました!!!

チケット取れたといっても、3階席なので、どうなのか不安の方が大きかった。やはり、細かな表情や花道から出てくる姿は見えないのですが、かなりの急勾配で、意外と近かったのは嬉しかったな。これで5,500円なら満足できる席だったと思います。

シェイクスピアの「リチャード3世」をベースに日本の鬼退治物語、「酒呑童子伝説」の世界観で描かれたお話なんですが、これでどんな筋かわかる人を尊敬します(^^; とにかくシェイクスピアは全く興味なかったから、リチャード3世と言われても???なんですよね。

もっと簡単に紹介すると、口八丁手八丁のチンピラがオボロ(鬼)の力を借りて、国王まで登りつめる話なんです。その主人公ライを市川染五郎。今まで新感線では4回主演をしてるのですがヒーローばかり(悪役と2役もあり)だったので、とことん悪役というのは、新鮮でした。

このライ、口は上手くても、剣術はイマイチなのですが、鬼からもらった剣を使うと誰にも負けないほど強くなるんです。殺陣の演技が、剣に操られてるような感じでリアルなところは市川染五郎さすがやなって思いました。

その主役を食っていたのが、ライの弟分キンタを演じる阿部サダヲ。出てきた時の拍手も一番多かったし、役的にも笑い部分の担当なのもあるけど、おいしい役どころでしたよ。

今までの新感線の芝居は敵を倒していきながら物語が進んでいくのが多くて、それが派手な音楽とともに盛り上げるシーンだったと思います。しかし、この作品は悪知恵を駆使しながら、敵を蹴り落としていくので、また違った意味で物語としての面白さがありましたね。また、今までは見せ場というか、笑えるシーンが必ず何回かあったのですが、そのへんも控えめだったのは、個人的には残念だったかな。その分、ドラマには力が入っていたと思いますけどね。

初めて生鑑賞して、これからも見に行きたくなりました!

『朧の森に棲む鬼』制作発表

「ゲキ×シネ」感想。
<ゲキ×シネ>第1弾「髑髏城の七人」アカドクロ
<ゲキ×シネ>第2弾「髑髏城の七人」アオドクロ
<ゲキ×シネ>第2弾「SHIROH」

2007年2月11日(日) 大阪松竹座
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by borderline-kanu | 2007-02-19 22:22 | 雑記
「ユメ十夜」
もう10年近く前に、お金を洗うと幸運になるという鎌倉にある銭洗い弁天で1000円札と500円玉を洗ったことがありました。その時には幸運は実感できなかったけど、モノ持ちが良いことで、たまには運が向くこともあるんですね。

この映画を見に行く時に夏目漱石の1000円札持参の方は1000円で鑑賞できるキャンペーンがあり、引き出しの奥に入っていた、洗ったお札が、こんなところで活用できとは(^^;

夏目漱石の小説「夢十夜」を10人の映画監督で描くオムニバス。
ホラー、ファンタジー、コメディにアニメまで、1本10分前後ながら、監督たちの個性が出ていたと思います。すべて夢の話なので、何があっても不思議じゃないから、好きなようにできる気楽さもあったんでしょうね。
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実相寺昭雄の第一夜。
観覧車の文字がなんて書いてあるかが気になって仕方なかった。

市川崑の第二夜。
モノクロ&無声映画。睡魔との戦いでした。

清水崇の第三夜。
漱石(堀部圭亮)が夢から醒めて、ちょっと悩んで、
『まっ、いっか。』と文章にするシーンが好き。

清水厚の第四夜。
山本耕史=漱石のイメージが合わなかったなぁ。

豊島圭介の第五夜。
一番グロテスク。車に乗ってたら、肘だけで追いかけてくる婆ぁの都市伝説を思い出しました(^^;

松尾スズキの第六夜。
英語字幕にやられました。
石原良純と運慶の彫った仁王像の顔がそっくり!!

天野喜孝の第七夜。
この人の絵は凄く好きで、期待通りの美しさ。PVみたい。

山下敦弘の第八夜。
子供が主人公かと思えば、いつの間にか、藤岡弘、に。
面白そうなオープニングなのに、意味不明。

西川美和の第九夜。
旦那(ピエール瀧)を殺してたというオチが判ると、あのお百度参りが怖い!
奥さん(緒川たまき)の印象がガラリと変わる。

山口雄大の第十夜。
本上まなみの放屁とブタっ鼻を見るだけでも価値がある(^^;
板尾創路さいこー!

【追記】
いつもお世話になってる、かえるさんのとこで、『私がプロデューサーだったなら、この企画を依頼したい10人!』というのをやってたので、真似してみました。(今回の監督含む。)

・井筒和幸
・いのうえひでのり
・内田けんじ
・荻上直子
・宮藤官九郎
・中島哲也
・西川美和
・松尾スズキ
・三谷幸喜
・山下敦弘 

よく考えたら、邦画観だしたのが、ここ3年なんで最近の人ばかりやん(^^;
ちなみに、「いのうえひでのり」さんは、劇団☆新感線の演出家で、まだ映画撮ったことがないです。ただ彼の演出は絶対に映像向きだと思うので、ぜひ映画を作って欲しくて入れてみました。

2007年2月12日(月) シネ・リーブル梅田
ユメ十夜@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-18 10:41 | 映画レビュー
「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 」
「バブルへGO!! 」と「Gガール 破壊的な彼女」、無料なら、どっちを観ますか?
株主招待券が使えて、仕事が終わってから、次の予定までの約4時間で観れるものとなると上記の2つだったんです。公開初日にわざわざ行きたい作品ではないし、そんなに無理して観ることないと言う方もいると思いますが、これはもう、ある種の病気なんでしょうね(^^; 

一応、タイムマシンものですが、一度行って帰ってくるだけなので、難しいところは全然ない。ツッコミどころ多数ですし、脚本もゆるいけど、小ネタが充実してて、バブル時代の能天気さは、なかなか面白かったですよ。小ネタ重視は製作がフジTV亀山千広なんで「UDON」と同じイメージですかね。
 
私は1990年には大学生になったばかりで、学生時代にそんな景気いい話はなかった。就職も今ほどではないにしろ、バブル崩壊の余波を受けて楽ではなかったけど、将来への不安というの感じなかったと思う。ただ鈍感なだけか・・・ バブルの恩恵を直接的に受けてはないけど、時代を知ってるという意味では、非常に懐かしかったなぁ。たった十数年前なのに隔世の感があります。

【ネタバレです】
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2007年の現代と1990年の過去、登場人物が17年の年の差をがあるので、メイクで変えるのだけども、不自然な老け方というか、やりすぎなんです。特に劇団ひとりは、現代が40才前のはずだけど、完全にジジイになってたし。それを見て、薄々感じていたけど、まともに観ちゃいけないんだと気づきました。

タイムマシンのできた理由って馬鹿らしいけど、こういうの好きなんですよね。
真弓(広末涼子)の母・真理子(薬師丸ひろ子)は電機メーカーの研究員。洗濯機で水流の実験をしていたら、たまたま1990年の3月にしか行けないタイムマシンを作ってしまった。何の必然性もないけど、泡が出るだけにバブル景気の時代に行けたのか(^^;

映画では1990年3月30日に『不動産取引融資規制』が発表されて、現代から振り返ると、それが景気を後退させるきっかけになったとの判断で、発表を阻止するために真理子、真弓が派遣される。
これって本当の話か判らなかったので、調べてみると、実際には「土地関連融資の抑制について」いわゆる総量規制というもので、内容は映画のと同じで、銀行が不動産向けの投資ができなくなったことが原因のようです。もちろん、それだけでなく公定歩合を上げたことで、株式よりも国債買ったほうが、儲かるとなって株価が急落したりと、国を挙げてバブル崩壊を後押ししたと言っても過言でなかったようですね。(アメリカの関与も。)

そんな歴史事実を元に、もし『不動産取引融資規制』がなかったとしたらという話は、とても面白いのだけど、深く掘り下げることはしてません。でも、バブルが崩壊せずに2007年も夢が続いていたらというのは、5年、10年前には作れなかったでしょう。実感は乏しいながらも、景気が回復してきた今だからこそ映画化できた内容じゃないかと思います。

最初に真理子の葬式で、利きビール同好会一同から花が届けられていたので、何か伏線あるのかと思ったら、関係なかったっす。

2007年2月10日(土) OSシネマズミント神戸
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-17 01:30 | 映画レビュー
「墨攻」
題名が?だったので、観る気もなかったんです。
『10万人の敵を相手にたった1人で挑む』というコピーにアジア版ランボーかよ、と思いながら、アンディ・ラウ、アン・ソンギと知ってる人が出てるのでちょっと安心。しかも、原作が日本の漫画と聞いて、「オールド・ボーイ」のように、うまく映画化されると嬉しいような、悔しいような気になるなぁと考えた時点で、観ること決定(^^;

三国志が好きで中国の歴史モノにも興味はあるんだけど、情報量が多そうだからと、「三国志」と「項羽と劉邦」ぐらいしか本読んだことありませんでした。でも映画観た後、速攻で本屋に飛び込んで、漫画じゃなくて、その原作になる酒見賢一の小説「墨攻」買いました!いまどき380円は嬉しい。

主人公・革離(アンディ・ラウ)が所属する墨家とは、墨子を祖とした思想集団。紀元前の春秋戦国時代に自ら侵略することは絶対にしないが、他国に攻められた国から要請があれば、城を守るために駆けつける戦闘集団でもあった。

本当のところ、資料が少なくて、墨家のことは大まかにしかは判ってないそうです。だから墨家の非攻、兼愛という考えをベースに、粱城を巡る攻防の面白さや、戦争の不条理さもみせてくれる、歴史絵巻です。

【ネタバレです】
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『10万人の敵を相手にたった1人で挑む』ってウソやん(^^;
城には兵士と農民合わせて4000人ほどはいた事になってるし、相手も10万といっても、戦闘に参加できる兵士は1~2万程度やと思います。それでも、規律も何もない農民のモチベーションを上げ、城を守るためにありとあらゆる手を打つストイックな姿は職人という言葉がぴったりだと思った。

攻城戦といえば、「キングダム・オブ・ヘブン」が印象的でしたが、それ以上に細かい部分にこだわってましたね。
牛の糞を城壁に塗って、火矢の延焼を防いだり。城内に向かって、トンネルを掘った時に出る土を捨てて、相手に悟られないようにしたり。巷淹中(アン・ソンギ)と革離の頭脳戦を堪能しましたよ(^^)

捕虜にした兵士を命令に背いて、味方が皆殺しにしたことで、革離の中に疑問が生まれる。殺すしかないのは頭で判っていても、本当にそこまでする必要があったのだろうかと?
このシーンは、戦争の持つ冷徹な一面を表すには、悪くないけど、戦闘のプロとして経験も積んでるはずの彼が、今さら思い悩んでるようじゃダメでしょって思いました。せめて、違う人に言わせれば・・・ 

また、逸悦(ファン・ビンビン)とのロマンスいうか、ふれあいに関しても、そんなに派手ではないものの、この非常事態に、どうなんよ、とは感じました。ただ彼女の存在が革離の中にある墨家とはこうあるべきという考えに揺るぎをもたらした事は、いつの間にか儒教に取って代わられた墨家の限界を現してるのかもしれません。
ファン・ビンビン初めて見ましたが要チェックですよ、顔小さくてスタイルいい!ぜひ現代劇でも観たい。

ラストに粱王が巷淹中がいる部屋に火をかけた後の顔がほんまに悪そうで、この5年後に暴政で失脚するというのが納得の顔やったなぁ(^^; 一度権力を握ると何としてでも守りたくなるもんなんですかね。

小説「墨攻」について
映画よりも墨家のことについて詳しく書かれてました。信賞必罰の厳格さで農民の掌握していく革離のよりプロフェッショナルな姿が魅力的。150Pもない短い話なのに、映画のエッセンスがギュッと詰まってます。ラストも大きく違ってるので、映画見た人もお勧めですよ。

2007年2月4日(日) 梅田ピカデリー
墨攻@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-10 16:49 | 映画レビュー
「それでもボクはやってない」
洋画の法廷モノは、陪審員を巻き込んでの弁護士と検事のパフォーマンスが見所で面白い作品が多いと思います。周防監督が11年ぶりにメガフォンを持つとなれば、ハリウッドに負けないエンターテイメント作品を期待しちゃいますよね!
ところが、裁判自体が主役といっていいほどの、硬派な作品に最初は戸惑いました。でも、無駄なシーンが一切なく、どんどん映画にのめり込んでしまいましたよ。

昨年、北尾トロという方の書いた「裁判長!ここは懲役4年でどうですか」という裁判の傍聴記を読んだのきっかけに、裁判員制度もはじまるし、一度裁判を見てみたいと思うようになってたんです。傍聴マニアの存在も本に書かれているような人たちが、映画でも出てきて、細かいリサーチしてるんだろうなとも思いましたね。

【ネタバレです】
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映画の内容が特殊というのではなく、身近な上に、同じ立場になったら、こうなるかも知れないという怖さがあります。私が男だからという事もあって、いやがうえにも金子徹平(加瀬亮)に自分を重ねてしまい、怒りがフツフツと沸いて来ましたよ。刑事め、駅員め、検事め、小日向めって(^^; 裁判官の質問が一番キツイんですよ。

上にも書いたように、被告人・金子徹平が主役でありながら、彼の心情や母親や友人たちとの関係をなるべく省き、裁判そのものを描いてることで、裁判の矛盾や問題点が浮かび上がってくるんですよね。

だからと言って、主人公に魅力がない訳ではない。
留置所で歯磨きする時に、思わず出る涙。「それを何とかするのが弁護士でしょ!」と須藤弁護士(瀬戸朝香)に対する苛立ち。室山裁判官(小日向文世)に感情的になるシーンなど、彼の根底に、「ボクはやって無いのに、何故誰も判ってくれないんだ!」という困惑と苦悩が現れてましたよ。

冤罪という前提で描かれてる分、サプライズはありませんでした。本当にやったかどうかわからないぐらいの微妙な設定なら、また全然違う作品になっただろうと思います。ただ、映画の冒頭「十人の真犯人を逃がすとも、一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」というメッセージにあるように、監督は日本の裁判がどんなものなのか伝えたい気持ちが大きかったんでしょうね。

自分に重ねたと書きましたが、裁判の過程を見ればみるほど、私なら当番弁護士に言われた時点で、示談しますと言いうんだろうなって思う。自分がやって無くても、それを証明することの大変さと、起訴された時点で、公平に裁かれるなんて楽観視しちゃいけないということが心に刻まれましたね。

本田博太郎、怪しさ全開!真犯人は、田口浩正じゃないかと思ってたけど、スーツの色が違うんですよね。

2007年2月3日(土) 伊丹TOHOプレックス
それでもボクはやってない@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-05 00:41 | 映画レビュー
「ディパーテッド」
「インファナル・アフェア」シリーズのリメイクということで期待と不安が入り混じりながらの鑑賞。

2時間半の大作とはいえ、元のシリーズは3部作、物語の深みは表現しようがないのは観る前から判っている。物語の深みというのは、時間の長さだけでなく、無間道の世界観が大きいと思う。主人公だけではなく、主要登場人物が持っている心の闇、葛藤があぶりだされて来る様や、単純に善悪で判断できない混沌が魅力だったんですよ。一番興味があったのが、その空気感がどのように変わってるかということでした。

結果、話の大筋は変わらないけど、かなりドライになったという印象。主人公2人の気持ちよりもスピード感を重視していて、見応えはあります。(ラストは気に入らないけど。)

比較することに意味のないことも重々承知はしてるのに、やはり、どこが違うかというところに目が行ってしまいますね。下では違いを比べながら、良し悪しを勝手に書いてますので、元作品もネタバレですよ。 

【ネタバレです】
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★潜入期間が短い
マドリン(ベラ・ファミーガ)がコリン(ディモン)と付き合ったのが4ヶ月というのがあったので、潜入開始から2~3年で決着してると思われます。このおかげで、警察学校時代に別の役者を使わなくても、違和感なかったですよね。おまけコリンの子役は目のあたりがそっくり!将来はサル顔決定やなぁ(^^;
ただ、いくら情報をもらえるからと言って、出世早すぎや。

ビリー(ディカプリオ)は、眉間のシワは深いけど、あまり追い詰められた感じがあまりしないんですよ。トニー・レオンの疲れきった顔と比べてしまうからか、余裕があるように見えました。

★上司2人
アイリッシュ・マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)は、顔のアップ多すぎ(^^; 個性的で好きなんだけど、すっかり2人を食ってましたね。
それに比べて、警察側のクイーナン警部(マーティン・シーン)は地味。落下死の場面も、それまでにあまりビリーとの絡みがなかったから、グッとこなかった。ディグナム(マーク・ウォールバーグ)は文句しか言ってない気がします。大事な役だけど、勝手に消えて、あんな再登場はないでしょう。ご都合主義の最たるもんです。

★FBI
マフィアのボスがFBIと通じてることって普通あるんでしょうか?
この設定で、コリンがいつかは売られるんじゃないかという疑心暗鬼で、コステロを殺す理由ができたのは上手い。ただ保身のためにやったという部分が強調されてしまいました。

★直接対決
エレベーター前で、同期のデブッちょが出てきたときは、こいつがネズミか!って思ったけど、被害者1人増やしただけやったんですね。あんまり覚えてないのですが、オリジナルでは銃声だけ聞こえて、扉が開いた時に、ラウだけ出て来なかったですか?全部見せるよりこの方が好きかな。

★恋愛
2股にしないと封筒渡すことできないけど、どうせならもう一人女性出した方がすっきりすると思った。それに伏線張ったわりに、退職してるディグナムに封筒渡したとは、考えづらいです。

比べると言いながら、文句しか書いてない(^^;
やはりオリジナルを知らなければ、より楽しめたということかな。

2007年1月28日(日) OSシネマズミント神戸
ディパーテッド@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-04 00:24 | 映画レビュー