【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
<   2008年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧
「題名のない子守唄」
わざわざ元旦から、どよ~んとなりたくないと思いながら選択肢がなく、初詣帰りに行ってきました。まぁ観たい作品ではあったんやけどね(^^;

北イタリアのトリエステに長距離バスでやって来たイレーナ(クセニャ・ラポポルト)は、金細工商を営むアダケル家のメイドになる。家事を完ぺきにこなす彼女は、アダケル夫人(クラウディア・ジェリーニ)から瞬く間に信頼を得るようになる。また、4歳になるアダケル家の娘テア(クララ・ドッセーナ)とも心を通わせ合うようになるが……。(シネマトゥデイ)

映画の最初に結末を教えないでとありましたが、
【ネタバレです】未見の向けには書いてません。
a0031718_038206.jpg

雑と言うか荒っぽいところも、結構あります。例えば、イレーナが恋人の死体を見つけ出すところは、彼女の黒カビ(売春組織のボス)に対する恨みの元になる部分だから、シーンとして必要なんですが、見渡す限りのゴミ山の中から、見つけ出すのは「何でやねん!」と思ってしまう。ただ、見せ方が上手いので最初から最後まで画面から目が離せませないんですよね。

イレーナはゴミを漁さり、ミラノ風カツとジェノベーゼが好物だということを見つけ出したり、元のメイドを突き落としてまで、アダケル家へ近づくことに成功するんやけど、彼女の原動力は一緒に地獄から抜け出そうと言ってくれた恋人と彼との子供に対する愛なんですよね。女性ならではの芯の強さ、なんとしてでも生き抜く執念を見た気がします。

アダケル家が金細工の仕事をやってるというのが最後に生きてきましたね。
テオはイレーナそっくりな髪質のパーマ頭。上戸彩主演の「暴れん坊ママ」でパパ・大泉洋の息子が、全く同じパーマ頭だったの同じくらい分かり易いなと思わず笑ってしまいました。これで、実の子供じゃないというのは、どこまでイレーナを落としたら気が済むねんと憤りさえ感じました。

しかし、映画なら当たり前なんですが、それでも言わせてもらうと、ここまで全てがラストシーンの為にあったと言っても良いと思います。それぐらい待ったかいがあったラストでした(^^)
再会した時のイレーナとテオの笑顔は、とっても清々しかった。あの笑顔だけで、今までの辛かった人生が救われる訳ではありません。でも刑務所に長年服役していたイレーナにテオが待っていてくれたこと自体が、彼女の再出発に明るい光が灯ったんじゃないかと思います。

黒カビ、あれだけめった刺しにされてるのに、生きてるんかい!
それが一番怖かった(^^;

2008年1月1日(火) ホール・ソレイユ
題名のない子守唄@映画生活
[PR]
by borderline-kanu | 2008-01-16 00:39 | 映画レビュー
「パンズ・ラビリンス」
クリスマスに鑑賞するには不釣合いなほど暗くなる映画でした。また帰り道が寒かったんですよ(^^; 
どよ~んとしたのは確かですが、スペイン内乱という厳しい現実とオフェリアが魔法の国へ戻るための試練が違和感なく交じり合い、緊張感が途切れなくて非常に面白かった。

「ロード・オブ・ザ・リング」の成功以降、子供が主人公のファンタジーがこれでもかと作られて来てますが、そんな定番ファンタジーとは一線を画した、現実は甘くないということを思い知らせる稀有な作品になったと思います。

1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。(シネマトゥデイ)

【ネタバレです】
a0031718_23595763.jpg

2つ目の試練で眠ってる怪物に背を向けてブドウを食べるオフェリア。「志村後ろ~後ろ~」って言いたくなるぐらい脇が甘かった(^^; でもブドウを食べることに幸せを感じるぐらい、現実が辛いんだろうなとも思えてきました。

もし、約束を守って部屋に戻っていたら、もし、お母さんが死なずに赤ちゃんが生まれてきたら、3つ目の試練で赤ちゃんを連れ出したのだろうか?お母さんが生きていれば、彼女は現実を生きる勇気を持ったんじゃないか。架空の話にもしは意味がないのだけど、あまりにも悲しい彼女の最後についそんな風に考えてしまう。

ビダル大尉に殺された後、魔法の国に生まれ変るオフェリア。
ここもそのまま取れば、生まれ変って良かったと思えないこともないんだけど、王妃が実のお母さんやったんですよね。これはオフェリアの夢とも取れるし、魔法の国じゃなくて、死後の世界かもしれない。そう考えると、彼女は現実から逃れるために死を望んでいたことになる。
深く考えさせられる作品でした。でもしばらくは観たくない(^^;

2007年12月25日(月) ホール・ソレイユ
パンズ・ラビリンス@映画生活
[PR]
by borderline-kanu | 2008-01-10 00:01 | 映画レビュー
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
前作「ALWAYS 三丁目の夕日」はCGの使い方が上手かった。昔の東京の街並を再現することがこんなにはまるとは思いませんでした。東京タワーが出来上がっていく工程と復興してきた東京で力強く生きていく人たちの物語が上手く交差していて、誰もが安心して観れる作品でした。だから、続編ができると聞いて、物語的には心配でしたが、映像は楽しみでした!

昭和34年、東京オリンピックの開催が決定し、日本では高度経済成長期が始まろうとしていた。黙って去ったヒロミ(小雪)を思い続けながら淳之介(須賀健太)と暮らす茶川(吉岡秀隆)のもとに、実父が再び淳之介を連れ戻しに来た。(シネマトゥデイ)

【ネタバレです】
a0031718_2239458.jpg

前作はメインが鈴木オートでサブが川(吉岡秀隆)&淳之介(須賀健太)だったのが、今作では逆になっていましたね。それ自体は問題ないけど、登場人物が増え、話がてんこ盛りで見応えがある分、茶川&淳之介の話がブツ切りになっていたのが残念でした。それでも、内容はどれもベタでありながらも、基本的に悪人がいなくて(詐欺師はいたけど)安心して見れる話やったと思います。続編としてはインパクトは劣るものの平均点以上の出来やったんちゃうかな。

茶川の書いている小説は、黙って去った行ったヒロミ(小雪)への想いが書き綴られていますが、こういう芸術家タイプの人が自分の作品に好きな人への想いをこめるパターンって多いんでしょうか。小説の内容がラストまで明かされてないことで、予想はつくんだけど前作からの2人の気持ちが判ってるだけ(結果的に大きな伏線となって)、グッきてしまいますね(^^; 
ちょうどこの映画を観る前にDVDで「ラブソングができるまで」を鑑賞したのですが、これも同じパターンでした。 他にもあったら教えてください!

細かい部分も前作からの流れがあって、氷屋だったピエール瀧が、冷蔵庫の普及で商売あがったりで、アイスキャンディー屋に転職していたり、六ちゃん(堀北真希)がやっとシュークリームにありつけたり、宅間先生(三浦友和)の焼鳥など、ちょうど予習してから鑑賞したので、関連シーンが嬉かったです。

誰もが思うでしょうがやっぱり、淳之介デカ過ぎ(^^;

2007年12月16日(日) ワーナー・マイカル・シネマズ高松
ALWAYS 続・三丁目の夕日@映画生活
[PR]
by borderline-kanu | 2008-01-06 22:40 | 映画レビュー
「クワイエットルームにようこそ」
「恋の門」に続く松尾スズキ監督、長編2作目。
大人計画の舞台は観たいと思いながらまだ行ったことがないのですが、「イン・ザ・プール」「恋の門」での演技者としてのはじけっぷりや、監督としては、前作や「ユメ十夜」の中の短編で奇抜なだけでなく、しっかりと構成された私好みの作品を作ってるので、楽しみにしていました。

仕事も恋愛も微妙な28歳のフリーライター明日香(内田有紀)は、ある日、目が覚めると見知らぬ部屋にいた。そこは“クワイエットルーム”と呼ばれる隔離された閉鎖病棟で、ナースから薬物とアルコールの過剰摂取により運び込まれたと説明される。さまざまな問題を抱えた患者たちと出会う中、彼女は自身を見つめ直してゆく。(シネマトゥデイ)

【ネタバレです】
a0031718_0343997.jpg

クワイエットルームで目覚める明日香の恐怖が手に取るように伝わってきました。
記憶を無くした状態で手足を拘束されて、外からは悲鳴、ドアの隙間から怖い目をした女・ミキ(蒼井優)が覗いていたら、それだけで私なら狂っちゃうんじゃないかと思いますよ(^^;

内田有紀は久しぶりに見たのですが、全然見た目のキレイさは全く変わってないですね。主役としての存在感がありました。離婚で吹っ切れたのか、ゲロまみれになったり、クドカンのおしり触って、落ち着いたり、やってくれたなという感じ。これからの彼女の演技にも期待できそう!

蒼井優は凄い。あの髪型も効果的だったとは思いますが、本当に拒食症のようにみえるんですよね。

入口はコメディタッチなのが、明日香の事実が見えてくるのにしたがって、シリアスになっていく。でも暗くなりすぎないサジ加減が絶妙なんですよね。特にラストで明日香が退院する時は爽快な気持ちさえ起こってきます。入院患者も一見個性的なんですが、特殊な人たちと言うよりかは、ちょっとした心のバランスがずれただけで、誰にでもあそこに入る可能性があるような描き方をしてるのが、上手いし怖さもあります。

メールアドレス『ハッピーライフ』は皮肉でしたね~

2007年11月14日(水) ホール・ソレイユ
クワイエットルームにようこそ@映画生活
[PR]
by borderline-kanu | 2008-01-03 00:39 | 映画レビュー
2007年 映画ベスト10
明けましておめでとうございます。
昨年は、ここ4年で一番映画を観ていない年になってしまいました。
このペースだと2007年が最後の年間べスト10になるような気が(^^;
それでも、ボチボチ更新していきますので、よろしくお願いいたします。

2007年の鑑賞映画一覧はこちら

「リトル・ミス・サンシャイン」
「ドリームガールズ」
「それでもボクはやってない」
「ヘアスプレー」
「キサラギ」
「クワイエットルームにようこそ」
「プレステージ」
「墨攻」
「パンズ・ラビリンス」
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

次点「007/カジノ・ロワイヤル」
2006年12月1日公開なので、さすがに外しましたが、③~④ぐらいには入れたかった。

①2006年12月末の公開で、2006年のベストに入れている人もいたので番外にするか悩んだのですが、私の中で抜けて1位だったので、入れさせてもらいました。登場人物みんなが個性的なロードムービー面白くないわけがない!

②④ミュージカル映画が2本も入ってるのに自分で驚く。
どちらも劇場で観てこその作品。ビヨンセの迫力で②を上位に。

③邦画最上位で文句なし。
裁判員制度が来年にも開始されるというタイミングも良かった。

⑤脚本の面白さで勝負する作品。これが邦画の進む道でしょう。

⑥松尾スズキらしさ溢れる作品。内田有紀の熱演が光ります!

⑦ラストのどんでん返しに目が行きがちだけど、
しっかりした脚本で見応え十分。観れば観るほど面白さを感じるタイプの作品。

⑧城をめぐる攻防の多彩さは、私が観たことのある映画の中でNO.1。
小説や漫画もそれぞれラストが違って面白い。

⑨まだ感想書いてません。
2007年最後に観た作品。暗いし、怖いけど、目が離せません。

⑩まだ感想書いてません。
続編の割には、良かった。今年は観た本数が少ないので、一応⑩番目。

今年も良い映画に出会えることを楽しみにしてます♪
[PR]
by borderline-kanu | 2008-01-02 01:05 | 映画その他