【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ディパーテッド」
「インファナル・アフェア」シリーズのリメイクということで期待と不安が入り混じりながらの鑑賞。

2時間半の大作とはいえ、元のシリーズは3部作、物語の深みは表現しようがないのは観る前から判っている。物語の深みというのは、時間の長さだけでなく、無間道の世界観が大きいと思う。主人公だけではなく、主要登場人物が持っている心の闇、葛藤があぶりだされて来る様や、単純に善悪で判断できない混沌が魅力だったんですよ。一番興味があったのが、その空気感がどのように変わってるかということでした。

結果、話の大筋は変わらないけど、かなりドライになったという印象。主人公2人の気持ちよりもスピード感を重視していて、見応えはあります。(ラストは気に入らないけど。)

比較することに意味のないことも重々承知はしてるのに、やはり、どこが違うかというところに目が行ってしまいますね。下では違いを比べながら、良し悪しを勝手に書いてますので、元作品もネタバレですよ。 

【ネタバレです】
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★潜入期間が短い
マドリン(ベラ・ファミーガ)がコリン(ディモン)と付き合ったのが4ヶ月というのがあったので、潜入開始から2~3年で決着してると思われます。このおかげで、警察学校時代に別の役者を使わなくても、違和感なかったですよね。おまけコリンの子役は目のあたりがそっくり!将来はサル顔決定やなぁ(^^;
ただ、いくら情報をもらえるからと言って、出世早すぎや。

ビリー(ディカプリオ)は、眉間のシワは深いけど、あまり追い詰められた感じがあまりしないんですよ。トニー・レオンの疲れきった顔と比べてしまうからか、余裕があるように見えました。

★上司2人
アイリッシュ・マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)は、顔のアップ多すぎ(^^; 個性的で好きなんだけど、すっかり2人を食ってましたね。
それに比べて、警察側のクイーナン警部(マーティン・シーン)は地味。落下死の場面も、それまでにあまりビリーとの絡みがなかったから、グッとこなかった。ディグナム(マーク・ウォールバーグ)は文句しか言ってない気がします。大事な役だけど、勝手に消えて、あんな再登場はないでしょう。ご都合主義の最たるもんです。

★FBI
マフィアのボスがFBIと通じてることって普通あるんでしょうか?
この設定で、コリンがいつかは売られるんじゃないかという疑心暗鬼で、コステロを殺す理由ができたのは上手い。ただ保身のためにやったという部分が強調されてしまいました。

★直接対決
エレベーター前で、同期のデブッちょが出てきたときは、こいつがネズミか!って思ったけど、被害者1人増やしただけやったんですね。あんまり覚えてないのですが、オリジナルでは銃声だけ聞こえて、扉が開いた時に、ラウだけ出て来なかったですか?全部見せるよりこの方が好きかな。

★恋愛
2股にしないと封筒渡すことできないけど、どうせならもう一人女性出した方がすっきりすると思った。それに伏線張ったわりに、退職してるディグナムに封筒渡したとは、考えづらいです。

比べると言いながら、文句しか書いてない(^^;
やはりオリジナルを知らなければ、より楽しめたということかな。

2007年1月28日(日) OSシネマズミント神戸
ディパーテッド@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-04 00:24 | 映画レビュー
「ダーウィンの悪夢」
ずっと観たかった映画です。現地の映像とインタビューだけで構成されていて、中盤は少々眠気も起こりました。でも、寝てしまうと”悪夢”にうなされると思い我慢しましたよ(^^;

数百種の固有種のすみかで、“ダーウィンの箱庭”と呼ばれていたヴィクトリア湖に放たれた外来魚が巻き起こす悪夢を追ったドキュメンタリー。カメラはナイルパーチ景気に湧く魚輸出業者と、新しい経済が生み出した貧困の光と影を映し出す。そして、魚を運ぶためにアフリカにやってくる飛行機が積んでいるものの正体が、徐々に明らかになっていく。世界規模で行われている搾取の実態が描き出されている。 Yahoo!映画より
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タンザニアのヴィクトリア湖畔で4年間に渡って撮った映像は、貧困、飢餓、ストリートチルドレン、HIVの蔓延など、知識として知っていても、実際に目の当たりにすると、この世の地獄を見た気になる。映像の影響力を感じました。

だからこそ、気になったことがあります。
一晩、1ドルで警備をする男にたびたびインタビューしてるのですが、
『タンザニアの人は給料が良い兵士になりたがってると、しかし戦争が起こらないと雇ってもらえないから、国民は戦争が起こることを望んでいる』と言うような内容です。かなり悲惨な映像を見せつけられると、納得しそうになるけど、さすがに偏った意見でしょう。その証拠に彼以外の戦争希望論者にはインタビューしてないんですよね。多数の国民が自国で戦争起こって欲しいと願ってるとしたら、それの方が地獄じゃないですか。

映画の最初と最後に、魚を輸出する飛行機が武器を積んで来てるんじゃないかという話になります。監督はこの辺りをナイルバーチから始まったグローバリゼーションの行く末としたいのだとは思う。しかし、「ロード・オブ・ウォー」を見ていても魚があろうとなかろうと武器はアフリカに運び込まれているんだろうし、問題はあの空港の管理がずさんなことの方が大きい。映画ではナイルバーチがすべての元凶のような印象をうけるけど、武器密輸の問題はもっと根深く、魚に関係なく起こりうることだと思う。

いろいろと書きましたが、非常にインパクトがあってアフリカの今を切り取った映像であることは確かです。知識で知ってるから、いいやと思うのではなく、知ってる人ほど観て欲しい作品だと思います。

2006年1月21日(日) 梅田ガーデンシネマ
ダーウィンの悪夢@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-01-23 22:19 | 映画レビュー
「鉄コン筋クリート」
原作は未見ですが、夜中にやっていた公開前特集をみて、鑑賞してきました。

「ハウルの動く城」あたりから始まって、昨年私が観ただけでも「ゲド戦記」「ブレイブ ストーリー」も自己との葛藤や戦いってのがテーマになってますよね。この作品もその流れを汲んだ内容です。

原作好きな人はいいんでしょうが、もう私にはこのパターンは正直飽きましたよ。勧善懲悪でない物語になると終わらし方が難しいのはわかるけど、取って付けたように思えるんですね。
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ストーリーはあまり好きではありませんが、映像は魅力的です。
舞台となる宝町の街並みは昭和の雰囲気を醸し出してるようにも、アジアンテイストたっぷりの猥雑さを持ってるようにも見えて、目を楽しませてくれますよね。また、その中で縦横無尽に動き回るクロ(二宮和也 )とシロ(蒼井優)の2人もまた躍動感たっぷりです。

クロとシロの関係は、一見クロがひっぱってるように思えるけど、「クロにないものを全部持ってる。」というシロが心の支えになってる。そんな夫婦になれたらいいなぁって思いますが、映画は映像以外は、心に響くものはなかったです。

2006年1月6日(土) 梅田ブルク7
鉄コン筋クリート@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-01-08 22:23 | 映画レビュー
「トゥモロー・ワールド」
潔い作品だと思います。
状況説明は一切せずに、事件に巻き込まれていく主人公セオ(クライヴ・オーウェン)の視点で臨場感たっぷりに描き切りました。「なんで子供が生まれないの?」「じゃぁ、あの娘はどうして妊娠したの?」「ヒューマン・プロジェクト、この怪しい組織って何?」とか、知りたいこと山積みなのは、本来は好きではないのですが、ドキメンタリータッチの映像に目が釘付けになりました。

【ネタバレです】
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評判の「ラストの長回し」は、劇場で観れて良かったと思うほど迫力あり!血糊がカメラに付着してるのも緊張を高めてくれました。その他にも冒頭の爆発シーンや元妻のジュリアン(ジュリアン・ムーア)が殺されるシーンも1カットで撮られてるんじゃないかと思ってたんです。そしたら、「ひたすら映画を観まくる日記アルティメット・エディション」のタイプ・あ~るさんが映像の解説をされてました。
詳しくレビューを読んで頂きたいのですが、簡単に言うと、1カットで撮ってるように精巧にテープをつないでいるんです!このこだわりには監督の映画にかける心意気を感じましたよ。

イギリスだけが辛うじて、国としての体裁を整っていて、諸外国からの移民が多く、イギリス人とその他を隔離する・・・ これって、「日本以外全部沈没」のシチュエーションに似てるんですよね。

しかし、あくまでもシリアスに描かれた2027年の世界は、どうせ将来の事だからと軽く見ることを許さない緊迫感がある。それは実際に今世界で起こっているテロや戦争をイメージさせるからです。唯一、 文化庁?の大臣の息子がやってるゲーム機だけが、未来的でしたね。でも取ってつけたようで、逆に必要ないと思いましたよ(^^;

ジュリアンは主要な役だと思ってたのですが、あんなに早く殺されるとは。セオとピン球でポコポコと今でも仲良さそうなとこを見せた直前だから、余計に驚きました。

「控えぃ、控えぃ、ここにおわす方をどなたと心得る!18年ぶりに生まれた赤ちゃんで、おわせられるぞ。頭が高い!控えおろう!」と水戸黄門の印籠のようなシーンは、人間の信仰心というか、性善説を信じたくなるような気になりました。子供が生まれたくないような世界にはしたくないですよね。

根本的な話なんですが、子供が生まれなくなって人類に将来がなくなったとしたら、こんな世界になるんでしょか?平和に長生きしたいんじゃないかって思うんだけど。似非平和主義者のカヌでした(^^; まぁ、人間の性(サガ)は変わらないか。

2006年12月7日(木) ナビオTOHOプレックス
トゥモロー・ワールド@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-12-12 21:51 | 映画レビュー
「ディア・ピョンヤン」
本当は「明日へのチケット」を観ようと思ってました。しかし、梅田ガーデンシネマで「ディア・ピョンヤン」の前売券がまだあったので、思わず買ってしまい、そのまま、十三へ。本日は、「マーダーボール」に引き続きドキメンタリー2本立て。

大阪に生まれた在日コリアン2世の梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督が、自分のアボジ(父親)を撮り続けて10年。大阪でどこにでもいる普通のオヤジの顔と、元朝鮮総連の幹部として北朝鮮に忠誠をつくす姿を映し出す。

監督自身が父親の考えを理解できないということが発端で撮っているから、日本人の目線に限りなく近く、違和感なく物語に入っていけます。そして、何気ない会話の中で、アボジの家族への思いが伝わってくるんですよ!ピョンヤンで暮らす3人の兄たちの姿や街並みの映像は、検閲されているはずですが、普段見れないので貴重ですね。

故郷は南の済州島(チェジュド)ながら、日本に来て、北朝鮮を祖国にしたアボジの思いは、ほとんど描かれてなかった。祖国の意味を辞書で調べると、
(1)先祖から代々住み続け、自分もそこで生まれた国。
(2)(移住した民族などにとって)その民族の、もと住んでいた国。
とある。
日本人にとっては祖国と故郷が違う国であることは、まずないと思うが、アボジたち在日の人たちの中には、祖国と故郷が北と南に分かれてる場合もある。自分が生まれ育ったこともない国を祖国と信じ活動するのは、思想に共鳴したことだけなのだろうかと、不思議だった。

そこで、済州島について調べてみると、朝鮮戦争勃発直後に済州島四・三事件というのが起こってました。当時、北朝鮮が侵攻した際に、済州島では労働党員を中心に武装蜂起がありました。しかし、韓国軍に殲滅され、28万人いた島民が3万人弱まで激減してしまう事件です。(日本へ逃げた人たちも含む。)

あくまでも憶測ですが、
アボジは労働党員だったかは別としても、(本当に思想に共鳴していたのかどうかも)、韓国に対する恨みが根本にあり、朝鮮総連の幹部として活動するきっかけになったと想像もできます。そう考えると、大阪にいる時が本音で北朝鮮に行ったら建前を使い分けてるのかとも思いましたが、そう簡単ではないのかも。映画では触れられてない分、アボジの心の複雑さを感じました。

「オモニ(母親)、死ぬまで一緒。」と言うアボジは愛嬌があって大阪のおっさんにしか見えません(^^; また息子たち3人を北朝鮮に送り出したことを、後悔してる姿は、とても小さく寂しそうにみえ、親として決断したことの辛さが見て取れます。しかし、北朝鮮では、金正日の思想を親族に浸透させるとスピーチする姿は、何かに取り付かれたようでした。

アボジは本当に魅力的でしたが、実はそれ以上に印象的だった人がいます。
自分が言ったことにも、ワハハと笑うオモニの明るさ!それが、この家族を支えてるんじゃないかとさえ思います。そして、「親じゃないとできない。」とつぶやきながら、せっせと北朝鮮にいる息子たち3人の家族へ荷物を詰める姿を見ると、「母は強し。」という言葉が浮かんできました。

自転車に乗ったアボジをハンディカメラで追いかける時の揺れは、気分悪くなりますよ(^^;

ドキメンタリーでは、アフリカのある湖に放たれた1匹の外来魚から始まる「ダーウィンの悪夢」も社会派の作品のようで観てみたいです。

2006年11月5日(日) 第七藝術劇場
Dear Pyongyang―ディア・ピョンヤン@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-11-11 21:37 | 映画レビュー
「トンマッコルへようこそ」
子供のような純粋な村という意味のトンマッコル。
前半の微笑ましい村の様子や、敵同士の交流が人間の良さを写し出してる分、後半の村を守るための作戦がより切なくなります。
イノシシとの格闘は、思いっきり「スウィングガールズ」でした(^^;

【ネタバレです】
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オープニングのヨイル(カン・へジョン)の笑顔にやられた(^^)
純粋な目と笑顔は、トンマッコルの象徴のようです。周りの時間から取り残された村をファンタジー要素たっぷりに描いたのは正解ですね。ヨイルは頭が弱いという設定なので、手榴弾のピンを外すのは理解できます。ただ、村人たちも武器を知らないというのは、普通では考えられないんだけど、村を包む暖かい雰囲気が、それを許してると思います。

不発の手榴弾を投げ捨てたら、食料庫で爆発し、とうもろこしが弾けてポップコーンの雨を降らすところは、大好きです。

韓国軍のピョ少尉(シン・ハギュン)の過去を思い出すシーンが後半へのスイッチでした。
トンマッコルへ来てからは、今のことに精一杯で、過去を振り返る余裕がなかった。やっと落ち着いてきたとこで、自分の立場を思い出したというような感じが良かったです。最初から頻繁にフラッシュバックを使うことなく、弓をギリギリまで引き絞ったような絶好のタイミングでしたね。

逃げる人たちがいるにも関わらず、人民軍の進行を止めるため、橋を爆破してしまったことで、罪の意識にさいなまれている。自殺まで考えたが、暖かいトンマッコル村人たちの心に触れて、陽動作戦をやろうと思ったんでしょうね。

陽動作戦が成功し、爆弾が落ちてくる寸前の生き残った3人のやりきったという笑顔が非常に印象的でした。

見落としていたのかもしれないですが、1つ不明な点があります。
アメリカ人兵士たちがスミス奪還の為にパラシュートで降りてきてから、一度本部へ連絡していたのに、スミスを見つけてからは、何故本部に連絡しなかったのかということです。たとえレシーバーを持ってる人間が殺されていても機械は残ってるはずなんですよね。そうすれば、空爆されることもなかったのにと思うのですが・・・

前半、後半の落差も含めて、見ごたえのあります。ファンタジーと戦争という正反対なものを上手く組み合わせた作品でしたね。

10月29日(日) シネ・リーブル神戸
トンマッコルへようこそ@映画生活

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by borderline-kanu | 2006-11-05 23:26 | 映画レビュー
「父親たちの星条旗」
太平洋戦争末期の硫黄島での戦いを、日本とアメリカ双方の視点から描いたクリント・イーストウッド監督による第一弾。双方からの視点というのが面白いと思っていたけど、ここまで徹底的に日本人の姿がないとは思いませんでした。あと、フラッシュバックが多いので、顔と名前がなかなか一致しないとか、ありますが、英雄に祭り上げられた兵士たちの苦悩と戦争の裏側の冷徹な部分が見えてきます。

【ネタバレです】
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アメリカの艦隊が整然と硫黄島に向かうシーンは圧巻。「トロイ」を思い出しました。そこで海に落ちた兵士はどうなったのだろう。国は兵を守るというのが嘘だと判ったというようなセリフがありましたが、見捨てられたのでしょうか。

硫黄島上陸での戦闘は、観てるのが辛くなるぐらい過酷で、見えない敵と戦う恐怖心が見て取れるようです。そして、この戦闘が激しければ激しいほど、まだ戦闘が終わってない硫黄島から本土へ戻る3人の苦悩は大きくなっていくのだろうと思わせますね。

アメリカ国旗を最初に掲げた6人のうちの3人として、英雄扱いで迎えられる。
国債キャンペーンのために、摺鉢山の張りぼてに登る3人への歓声が、銃声に聞こえてきて、硫黄島で戦ってる仲間を否が応でも思い出してしまう。戦後の3人の行く末も含めて、誰のための、何のための戦争だったのかと考えさせられるシーンでした。アメリカだけではなく、戦争をすることを決めた政府の人間は戦場に行かず、どんな言葉をかけたとしても、本音は兵士や国民は捨て駒でしかないということを痛烈に感じました。

「本当の英雄は戦場のことを語らないものだ。忘れたいと思ってるから。」という言葉もありました。狙い撃ちのように狙撃され、ただ逃げ回っていただけと感じてる兵士にとっては、英雄と言われることの方が辛いという本音なんでしょうね。

長く続いた戦争で、アメリカは国債が売れないと今月で戦争ができないという状況は、予想外でした。しかし、国内の様子は、豊かとは言えなくても普通の生活はできているように見えます。それに引き換え、日本は「欲しがりません勝つまでは。」と家にある鉄製品を回収させられたり、食べ物も配給制になってるようでは、どう転んでも勝ち目がなかったし、そんなことをしなきゃならない時点で戦争できる力はなかったということを、思いしらされました。

エンドロール後に「硫黄島からの手紙」の予告編。イギーの死の真相なども明らかになるんだろうか。アメリカ側を見た限りは、日本側の視点も観なきゃという気にさせてくれる予告編です。

10月29日(日) OSシネマズミント神戸
父親たちの星条旗@映画生活

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by borderline-kanu | 2006-11-04 12:04 | 映画レビュー
「太陽」
観たい観たいと思っていたのに、途中30分ぐらいはしっかり寝てしまいました(^^; 皇室に思い入れがなくても、内容は非常に興味深かったです。ただ、眠りをいざなうかのような色調とテンポは、食事をしたばかりだったこともあり、辛かった。

現人神に祭り上げられる気分ってどんなものなんだろうって思って観てました。
神になりたがる人は多くいても、神であることを自ら降りようとする人はそういないだろう。でも、権力とお金があるようで、どこか監視されてるような生活は嫌だ。自分を押し殺してまで神になりたいとは、やっぱり思えないぐらい、侍従たちに囲まれた昭和天皇(イッセー尾形)は窮屈そうだった。「誰も私を愛してない。家族以外。」という言葉が彼の立場を現してましたね。

ロシア人の監督にどれだけ表現できるのだろうかと注目してました。どこまで本当か判らないけれども昭和天皇の人間味あふれる、ちょっと変わってるけど普通の人と同じなんだという描き方は、好感を持てました。コミカルな部分も多くて楽しめます。

【少しネタバレ】


マッカーサーとの会談で食事の後、葉巻を勧められ、1回断わるも、やっぱり吸っちゃうところ。アジアの奥ゆかしさとマッカーサーは言ってましたが、好奇心を押し隠してた彼は、お茶目。
ロウソクを楽しそうに消して回る姿は、自分の運命が決まるかもしれない場所で、できることが凄いです。

最後に皇后(桃井かおり)が出てきます。ここでの2人のやりとりが、また面白い。
皇后にヨシヨシと頭をなでられるのには驚いたけど、久しぶりに最愛の家族に会え、神格を否定して、ホッとしたんでしょうね。そして2人の会話の最後は、「あっそ。」の連発!ここはかなり笑えますよ。コントぽいです(^^;

寝ていたブラックボックス30分に何があったか気になる~
起きていた時は非常に面白かったから、なおさらです(^^;

2006年10月9日(月) 第七藝術劇場
太陽@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-10-21 00:01 | 映画レビュー
「トランスアメリカ」
トランスセクシャル(性同一性障害による性転換者)、いわゆるゲイをテーマにした作品だけど、とても爽やかなのは、ブリー(フェリシティ・ハフマン)が自分の生き方に信念があって言い訳しないところかなぁと思う。言葉遣いやマナーは女性よりも女性らしい面を持っている。トランスセクシャルということを除けば、普通の人だというところが良かったです。

ロサンゼルスで女性として暮らす男ブリー。
1週間後には、男のシンボルを取り除く手術を控えている。晴れて、身も心も女性になれるという時に、17年前の一夜の過ちで生まれた息子がNYにいる事を知ってしまう。窃盗の罪で拘置所に入っていた息子トビー(ケヴィン・セガーズ)を保釈し、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするが・・・

【ネタバレです】
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実は父子の旅だけど、それを知ってるのはブリーだけ。トビーはブリーが男だという事も気づいていない。こういうシチュエーションなので、旅で何が起こるかは、予想がつく。
それでも、2人の旅が目が離せないのは、生真面目な性格のブリーと自分のやりたい事を見つけ出せないまま、男娼として生活していたトビーの鬱屈した感情が、ぶつかった時に起こる笑いが微笑ましくも、せつないからだと思う。

車を盗まれて、仕方なくブリーの実家へ向かう2人。
そこでトビーがブリーに愛の告白するのは、唐突な感じもする。だが、この旅でブリーの女性としての魅力に気づいたことと、2人の境遇が似ていること(実家を飛び出さないといけなくなったこと。)がトビーの気持ちを動かしたと思えば、納得できる。そのせいで、自分が父親だと告白しないといけなくなるんだけどね。

ラスト、家にやってきたトビーに、「机に足を掛けないで。」といい、ビールを持ってくる姿は、しっかり母親の顔になってました。

この作品、脚本も良いのだけど、やっぱり、主演のフェリシティ・ハフマンは素晴らしい。アカデミー取ってもおかしくないと思いました。女性になりたい男の役というのは、頭で理解しても、簡単に演技できるものではないでしょう。歩き方や真面目なんだけど、粗忽なところを見事に演じてましたね。

ブリーが立ちションを見つかった時に、男のシンボルが丸見えだったのには、見ちゃいけないもの見たような気になりました。それとブリーの母親の方がよっぽど性転換したかのような顔だった(^^;

2006年9月9日(土) 梅田ガーデンシネマ
トランスアメリカ@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-09-12 16:53 | 映画レビュー
「天使にラブソングを2」
過去の鑑賞作を掲載してます。

ウーピー・ゴールドバーグ主演で大ヒットしたミュージカル・コメディ「天使にラブ・ソングを…」の続編。セント・キャスリン修道院のシスターたちは、社会奉仕先の高校でワルガキ相手にお手上げ状態。そこで、今やラスベガスの二流スターとして忙しいデロリスに懇願。そこは彼女の母校であり修道院長の頼みとあれば断れず、音楽担当として着任してみると、予想以上の悪童たち。何とか学校を楽しくしようとデロリスは聖歌隊の結成を提案する……。  Yahoo!ムービーより

この作品はパート2にもかかわらず、前作よりおもしろい!
前作の良い部分をそのまま踏襲しながら、パワーアップできてるからだと思う。観てる方も「あぁ、きたきた!」とお約束ギャグにも笑える。それだけでなくまた歌も素晴らしい!だからこのシリーズは1本で完結してるけど、前作を観た後にこちらを観る事をお勧めします。

院長先生がより魅力的になりました。
デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)を学校の先生に巻き込むシーンやラストの理事長をなにげなく他の学校へ追放するシーンなど、普通の顔して悪知恵が働くというか、機転がきくとこなど、大好きです。

コンクールの場面も圧巻。
あんな聖歌隊のコンクールがあるなら見てみたいもん。
ゴスペルあり、ラップあり、バラードありの迫力満点のステージ!
気持ちを盛り上げるには、これを観るしかないというぐらい元気になれる作品です。

2003年11月25日(火) DVD
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by borderline-kanu | 2006-08-26 00:37 | 映画レビュー