【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
登場人物がみんな風変わりで、家族の物語。
ポジティブだと「リトル・ミス・サンシャイン」。ネガティブになると「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」。全然違っても、どちらも面白いのは間違いないです(^^;

【ネタバレです】
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家族の絆が壊れた時、他人なら会わなくなれば済むことも、家族ではそうはいかない。可愛さ余って憎さ百倍と言ったところでしょうか。この作品の登場人物は、ちょっと変なのは確かだけど、あんな家族はいないと自信をもっては言えないのが、最近の日本なんですよね・・・ そういった意味では妙にリアルな気がします。

話もサクサクと進んでいき、ゴシップ好きの村の人々と同じような視点で観てるので、悲惨さが感じにくいんです。だから感情移入することもなく観ていたんですが、あのシーンだけはドキッとしました。

それは、宍道(永瀬正敏 )が澄伽(佐藤江梨子)と密会している時、清深(佐津川愛美)に見られていたことに気づき、ガラス戸を閉めたシーンです。
澄伽と関係を持ってしまったのは自業自得かもしれないけど、登場人物の中で唯一まともな宍道は、家族の絆を繋げておこうと努力してきた。でも清深に見られたことで、自分ができることはもうないと悟ったんだろう。その後、炭焼き小屋で自殺してしまう時の焦点の合わない呆然とした表情に、業の深さを感じました。

待子(永作博美)が初めて宍道と初めて結ばれた次の日の表情がものすごく良かった。ずっと1人でやっと家族が持てたのに、また1人に戻ってしまうところは本当に皮肉な人生なんだなと思います。彼女くらいは幸せになって欲しかったなぁ(^^;

2008年5月6日(火) DVD
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ@映画生活
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by borderline-kanu | 2008-06-25 23:48 | 映画レビュー
「プラネット・テラー in グラインドハウス」
ロバート・ロドリゲス監督作品は、「デスペラード」「レジェンド・オブ・メキシコ」しか観てないので、ギターケースに銃仕込むシーンしか思い出せません。今度は足にやっちゃいましたか(^^;

「グラインドハウス」とは→こちら
「デス・プルーフ in グラインドハウス」はこちら

【ネタバレです】
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グラインドハウスを再現しようと思いついた時点で、この映画は成功でしょう。
なんだか、監督2人がこの企画について話してるところが、目に浮かぶようです。「せっかく、グラインドハウスやるなら、徹底的にやろうぜ。」「そんなら、予告編も入れちゃおう。」「映像も、それらしくノイズ入れる?」「コマ送りとか急にモノクロにてもいいやん。」「どうせなら、フィルム燃えたことにしよう!」とか、やたらテンション高そう(^^; 監督自身が楽しんで作ったんだろうなというのが画面から伝わってきますね。 

予備知識なしだったので、フェイク予告編が入ってることも知らず、すっかり本編と思って観ちゃいましたよ。「マチューテ」、メキシコ人をなめるなよ!というナレーションが印象的、グラインドハウス2でぜひやって欲しいわ。それ以外にもアメリカでは2本ほどフェイクが入っていたそうで、そちらも観たいなぁ(^^)

この作品でしかできない飛び道具、フィルム焼失!
やらしいシーンになってこれからってところで、炸裂しました(^^; ここしかないタイミングですね。次はいきなりゾンビ化してない登場人物が大集合してるし。監督の演出というか、遊び心凄いです。

待ちに待った、チェリー(ローズ・マッゴーワン)のマシンガン装着姿は、意外と出てくるのが遅かったけど、そこからは大活躍でした!笑いが止まりませんもん(^^) マシンガンだけじゃなく、ロケット弾みたいのも撃ってましたね。どうなってるの!!
ブルース・ウィリスの顔の変形具合も見ものです。

ホラー、エロ、グロ、コメディ要素のたっぷり詰まった、最高のB級映画でした。

2008年4月27日(日) DVD
プラネット・テラー in グラインドハウス@映画生活
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by borderline-kanu | 2008-05-24 18:57 | 映画レビュー
「パリ、ジュテーム」
2回行っただけ、日数にして約12日の滞在でしたが、一方的に親しみを感じてる街、パリ。行きたいところがありすぎて、いくら時間があっても回りきれない。そしてまた行きたくなるんですよ。3回目も絶対行くぞ!

そんなパリを舞台にしたオムニバス映画なら観ないわけいかないだろうと鑑賞。たくさんの話があるとは知ってましたが、1話が5分間前後で全18話もあるとは思ってませんでした(^^; 
好みはあるにしろ、この先がもっと観たいと思わせる作品だったり、短時間でしっかり完結していて見応え十分な作品だったり、監督も俳優も豪華で、贅沢な短編集でした!

そんな中で気になった作品を簡単に紹介。
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1区 チュイルリー
観光客のお話。
ルーブル美術館からの帰りに地下鉄の駅でガイドブックを見ているスティーヴ・ブシェミ。もうこれだけで笑えます。私もそうなんですけど、人間観察好きなほうなんで、目を見ちゃうんですよね。でもパリでは命取りです(^^; 彼は一言も話さないんだけど、やられ役の存在感はさすが。

10区 フォブール・サン・ドニ
盲目の青年と女優志望の彼女とのお話。
目が見えなくてもナタリー・ポートマンと付き合えるという世の男性に勇気を与える物語ではありません(^^; でも電話でさよなら言われた時の、心臓が止まるような気持ちよく分ります。芝居の練習で良かった。サン・ドニは夜にスタッド・フランスしか行けなかったんで、映画で街並も堪能しました。

16区 16区から遠く離れて
移民のベビーシッターのお話。
冒頭、自分の赤ちゃんをあっという間に子守唄で寝かしつけるのに、聞きなれた歌と声の安心感なんだろうなと思ってました。そしたら、ラストでフランス人の赤ちゃんにも同じ子守唄を聞かせると一瞬で泣き止んで笑顔を見せるんですよ。慈しむ気持ちで子守唄を歌ってあげれば、国や人種や環境を越えるんだなと。短い作品だけど本当に良かった!

12区 バスティーユ
夫婦のお話。
終わりよければ全て良しではないけど、奥さんが夫の浮気を知らずに愛されたままこの世を去ったのは、良かった。その後に残されたご主人が可哀想だったけどね。短い中に、人間の本質をみたような気がします。マンネリって怖いですね。気をつけよっと(^^;

7区 エッフェル塔
パントマイム夫婦と子供のお話。
監督は先日観た「ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ。どんな実写を撮るかと思ってましたが、こちらもほとんど会話なしなのにコミカルでほっこりする作品。ラストの子供の笑顔にやられます(^^)

観る人のその時の気持ち次第で、どの作品に感情移入するか変わってきそうですよね。ぜひ、日本人監督で「TOKIO 大好き」23区版を観てみたい。

2008年4月22日(火)DVD
パリ、ジュテーム@映画生活
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by borderline-kanu | 2008-05-17 23:40 | 映画レビュー
「ベルヴィル・ランデブー」
歌声以外はほとんど喋らないからこそ、歌がより印象に残る。
特にベルヴィルの三姉妹が歌う曲は、つい口ずさみたくなります(^^)

【ネタバレです】
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状況説明も何もないけど、それでも伝わってくるからこそ世界で通用するアニメなんでしょうね。かなりデフォルメされた絵の面白さ、特に大西洋を渡る客船の造形は好きやなぁ。その客船に対して、おばあちゃんと犬が乗ったペダルで漕ぐ船の小ささが強調され、おばあちゃんの何としてでも孫を探すという思いが、伝わってくるようでした。

カエルを食べる三姉妹を見て、フランス人がアメリカ人をどう思ってるか良く分りますね。

孫は成長し、犬も風船のように膨らみ、三姉妹も頬が垂れ下がってるのに、おばあちゃんで全然変わらないんですよ。どんだけ隠れてアンチエイジングしてるんでしょうか(^^;

2008年4月12日(土)DVD
ベルヴィル・ランデブー@映画生活
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by borderline-kanu | 2008-05-06 21:43 | 映画レビュー
「パンズ・ラビリンス」
クリスマスに鑑賞するには不釣合いなほど暗くなる映画でした。また帰り道が寒かったんですよ(^^; 
どよ~んとしたのは確かですが、スペイン内乱という厳しい現実とオフェリアが魔法の国へ戻るための試練が違和感なく交じり合い、緊張感が途切れなくて非常に面白かった。

「ロード・オブ・ザ・リング」の成功以降、子供が主人公のファンタジーがこれでもかと作られて来てますが、そんな定番ファンタジーとは一線を画した、現実は甘くないということを思い知らせる稀有な作品になったと思います。

1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。(シネマトゥデイ)

【ネタバレです】
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2つ目の試練で眠ってる怪物に背を向けてブドウを食べるオフェリア。「志村後ろ~後ろ~」って言いたくなるぐらい脇が甘かった(^^; でもブドウを食べることに幸せを感じるぐらい、現実が辛いんだろうなとも思えてきました。

もし、約束を守って部屋に戻っていたら、もし、お母さんが死なずに赤ちゃんが生まれてきたら、3つ目の試練で赤ちゃんを連れ出したのだろうか?お母さんが生きていれば、彼女は現実を生きる勇気を持ったんじゃないか。架空の話にもしは意味がないのだけど、あまりにも悲しい彼女の最後についそんな風に考えてしまう。

ビダル大尉に殺された後、魔法の国に生まれ変るオフェリア。
ここもそのまま取れば、生まれ変って良かったと思えないこともないんだけど、王妃が実のお母さんやったんですよね。これはオフェリアの夢とも取れるし、魔法の国じゃなくて、死後の世界かもしれない。そう考えると、彼女は現実から逃れるために死を望んでいたことになる。
深く考えさせられる作品でした。でもしばらくは観たくない(^^;

2007年12月25日(月) ホール・ソレイユ
パンズ・ラビリンス@映画生活
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by borderline-kanu | 2008-01-10 00:01 | 映画レビュー
「ヘアスプレー」
ミュージカル映画はリスク高いんですよね。受付けないと、急激に眠気が襲ってきますから(^^; 高松に来て、大阪にいる時ほど映画観れないし、迷ったけど、鑑賞して良かったです。劇場で観てこその作品でした!

目覚めとともにトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)歌い出した時は、失敗やったかなとも思いましたが、高校に着く頃には、すっかり彼女のファンになってました(^^; 友達のペニー(アマンダ・バインズ)が細いから、 なおさら大きく見えるボディだけど、顔はとっても整っていて、父親似(クリストファー・ウォーケン)?の天真爛漫なポジティブな性格は観ていて気持ち良いですね。

最初に母親のエドナ(ジョン・トラヴォルタ)を見たときは、断った方が良かったんじゃない?と思いましたが、髪形をトレーシーと同じにすると、結構似てるんですよ、この親子(^^) 「男の気持ちもわかるのよ。」は、お約束的な発言やけど面白かった!

夫婦(クリストファー・ウォーケン&ジョン・トラヴォルタ)でのダンスは、レアモノ映像です。正直言って、これを観るためだけでも映画館に行く価値があるんじゃないですか!笑えるだけでなく、この2人が楽しそうに踊ってる姿は、微笑ましかったですよ。
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アメリカの差別問題を扱ってるにも関わらず、あえて深く掘り下げてないのも、この作品では正解やったと思います。トレーシー自身が黒人を差別するどころか、リスペクトしてるから悩む必要がないんですよね(^^;  

出演者はみんな芸達者な人たちばかりでしたが、その中でも一番印象的やったのはクイーン・ラティファ。彼女は「シカゴ」でも歌の上手さが目に付きましたけど、この作品でも彼女が歌うとグレードがさらに上がる気がしました。

とにかく、嫌なこと忘れたい時にはぜひこの映画を観に映画館へ。

2007年10月21日(日) ワーナー・マイカル・シネマズ高松
ヘアスプレー@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-10-27 20:21 | 映画レビュー
「プレステージ」
蜘蛛男や海賊の続編よりも、期待していた作品。

でもね、いい加減予告編で『この映画はトリックそのもの騙されるな。』、『目を凝らせ、すべてのシーンに罠がある。』とか言って欲しくない。気持ち良く騙されるのは、映画の醍醐味のひとつだとは思うけど、そんなことを予告する必要はないし、それが正しいならともかく、この作品=トリックというのはちょっと違う。

確かに至る所に伏線があるし、しかも見様によって○にも×にもどっちにも取れるような部分を残しているので、考えながら観てしまいます。でも、しっかり観ていればラストは十分予想の範囲内。監督が観客を騙そうとするような演出をしてる訳じゃなく、どう見せたらこの物語が面白くなるかという構成が絶妙なんですよ。だからあのラストは、SF入っていても、違和感なく受け入れられました。

【完全にネタバレです】 未見の方は読まないで。
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まずはボーデン(クリスチャン・ベール)とファロンの双子のこと。
奥さんを家に送った後、帰ったにもかかわらず、家の中に現れたシーンが瞬間移動の原型やったんですよね。最初は意味が判らなかったけど、見終わってから、そっかって話が繋がるんです。この他にもアンジャー(ヒュー・ジャックマン)の奥さんが事故でなくなる時の紐の結びがなんで間違ったのかや、葬式の時の戸惑いとかも納得しますよね。そんなに頻繁に変わる必要もないんやろうけど(^^;

腑に落ちないのは、アンジャーがファロンを捕まえた時に双子って気づくんちゃうの?ってことかな。

ニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)の怪しさも抜群でした。
冒頭に繋がる複製のシルクハットや猫が庭にいるシーン。まさかあんなモノが作れるはずがないというのと、1回目にアンジャーにお金が足りないと、さらに出資させたことがあったんで、シルクハットや猫もテスラが仕組んだんじゃないかと思いましたよ!

それもアンジャー自らの実験で複製を撃ち殺したことで納得するしかない。ラストのどんでん返しにこだわるなら、ここでばらす必要はなかった。でも結果的はこれは正解だったと思う。早めに種明かしをしたことでラストへ畳み掛けるように物語が進んでいって見ごたえがありましたよ。

前売券のおまけ、マジックトランプまだ使ってないなぁ。

2007年6月9日(土) 伊丹TOHOプレックス
プレステージ@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-08-18 14:59 | 映画レビュー
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
前作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」であんな終わり方された日にゃ、観ないわけいかんやろという最終章。

1作目がヒットしたから、2~3作目を同時に撮影するという「マトリックス」 や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じパターン。しかもこの3作品に共通するもっとも痛いところは、全部観てみるとやっぱり1作目が一番面白かったってことでしょうか(^^; 
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登場人物が入り乱れ、騙しあいの連続にしっかり見なきゃと思うあまり、肝心の一番盛り上がるバトルシーンで眠くなってしまいました(^^; 本格的に東インド会社戦いが始まるまで、同じようなことの繰り返しで、飽きてしまうんやもん。3時間という長さもマイナス材料でした。

サオ・フェン(チョウ・ユンファ)をはじめとした、新たに出てくる海賊たちはみんなそれぞれにドラマがありそうなのに、大団円に向けての流れの中で、個性を出す暇もなく消えていってしまう。物語が大きくなってきて、それどころじゃないのは分かるんだけど、それなら初めから出さなくても良いんじゃないかと思う。そのせいで、主人公たちも出番が減って、もぐら叩きのように次々と入れ替わりで顔を出す始末。

人を蘇らすのはいいけど、なんで?というところが完全無視なんで、腑に落ちなかったなぁ。

観終わった後に、もっと観たい!じゃなくて、やっと終わったという気になってしまった。やはり3部作ずっと緊張感を保ってみせきるにのは難しいんだろうなと実感しました。

2007年6月1日(金) 伊丹TOHOプレックス
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-07-26 22:48 | 映画レビュー
「バベル」
ジクソーパズル欲しさに前売券買いました(^^;
「21グラム」は、登場人物みんな不幸な作品だったので、ある程度覚悟はしていたのですが、これも重い作品ですね。日本が舞台でアカデミーにもノミネートされたから大きな劇場で公開されてるけど、内容的にはミニシアター向けです。菊池凛子さん目当てで気軽な気持ちで観にいくと、痛い目合いますよ。 

【ネタバレです】 ↓ブラピの目の下のシワが気になった。
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モロッコ、日本、アメリカ、メキシコとどうのように物語が繋がるのかと思えば、一丁のライフルだけで日本を入れるのは、かなり乱暴。入れない方が物語としてもすっきりするだろうし、もっと濃く描けていたんではないかとも思います。俳優の演技は上手いんだけど、登場時間が短い分、表面的な部分しか見えない人も多い。そんな中ではチエコ(菊地凛子)が一番内面をさらけ出していたんじゃないでしょうか。

海外の人はどう見るか判りませんが、菊地凛子が高校生というには無理があるだろう。ヨメさん曰く、『10代でなく、大人の体になってる。』というのも頷けます。ただ彼女だから、あれだけのインパクトを残せたのも、また事実。
母の自殺、自分のことを理解してくれない父、しゃべれないことで偏見の目で見られる、1人で抱えきれないぐらいの不安や怒りを、自分の体を晒すことでしか解消できない辛さを感じました。オールヌードやノーパンちらりは、ヤラシさよりも痛々しさの方が大きいなぁ。ただ、あそこまでやると完全に痴女だけど・・・

リチャード(ブラッド・ピット)の子供から、アメリア(アドリアナ・バラーザ)が、『悪い人なんでしょ。』と言われて、『悪くはない、ただ愚かだったんです。』という言葉が、この映画の全てを表してると思う。
映画の登場人物のように極端でなくても、正しいと思っても、裏目に出ることや、自分だけは大丈夫と思っても、他の人を巻き添えにすることは、誰にでも起こりうる。そんな時に、少しでも早く自分の非を認める勇気や、周りの人からのアドバイスを聞き入れる度量があれば、もう少し違った結果になるんだろうな。でも、こういうのって、客観的に見てるときは何とでも言えて、いざ自分が渦中にいれば、どんどん愚かな方へ進んでいくんだろうなというのも、自分自身のことを振りかえれば、納得してしまうんですよね。

どの物語も最悪の結末にはならないけれども、何も解決したわけではない。そんな中で唯一、モロッコで通訳の男性が、リチャードからお礼のお金を受け取ろうとしなかったシーンは、彼の人間性と意地を見せてくれたようで清々しかった。

メキシコのニワトリを絞めるシーンはリチャードの子供たちが目を見開き、ギョッとしてるのに対して、現地の子供たちの底抜けの笑顔が印象的。メキシコの子供たちの逞しさを感じます。

モロッコでの開放的な○○○○は、ある意味、男の憧れじゃないですか(^^; 想像力豊かな大人に育ちますよ。

2007年4月28日(土) 伊丹TOHOプレックス
バベル@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-05-10 00:01 | 映画レビュー
「ホリデイ」
安心して観れるラブコメです。
「恋愛適齢期」のナンシー・マイヤーズ監督の作品。前作でダイアン・キートンとジャック・ニコルソン2人の会話が最高に楽しかったんで、期待してました。ホームエクスチェンジという大胆な舞台設定ながらも、ラブストーリー自体はシンプルで、4人の魅力が前面に出ていたと思います。

ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、『ホーム・エクスチェンジ』をすることに。アマンダはロンドン、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが・・・ (シネマトゥデイ)

【ネタバレです】
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ケイト・ウィンスレットはガタイがいいので、「エターナル・サンシャイン」のような風変わりな役なら別ですが、普通の女性のラブストーリーには似合わないんじゃないかと不安もありました。観始めは、やっぱりと思ってたけど、アメリカへ行ってからのはしゃぎっぷりは、キュートでそんな違和感も吹き飛びましたよ。特にダイノジのおおちがエアギター選手権で優勝した曲「Are You Gonna Be My Girl」に合わせて、エアギター弾くとこ最高(^^)

恋人にふられたマイルズ(ジャック・ブラック)にアイリスが、自分の何が悪かったのかと考えてしまうという話はそうそうって共感できました。ヨメさんには、そんなの次行かないとって一蹴されましたが(^^;

ジャック・ブラックは、レンタル店で彼の十八番が出ましたね~ 
どこかでやってくれるんじゃないかと期待してたんですが、監督も彼の使い方を判ってるな(^^; おまけに「卒業」(でしたよね?)のパッケージを取った後、ダスティン・ホフマンが、「あっ、見つかった。」という顔で出ていたのはお茶目でした。ハリウッドやから、いてもおかしくないんですよね。

最初、グラハム(ジュード・ロウ)がアイリスの兄というのは嘘なんじゃないかと疑ってました。ジュード・ロウって意外とクセのある役が多いし、出会いも唐突過ぎた気がしたんで。それが2児のパパでシャイな一面もある役だったのが、かえって新鮮でしたよ。

キャメロン・ディアスは彼女らしさが出ていて、涙を流したくても出ないというシーンが良かった。アマンダが最初にアイリスの部屋に行ったときは、車が通れないからと、だいぶ手前で降ろされたのに、帰るときは、家の前まで迎えの車が来てたのは、なんで?

2007年3月24日(土) 伊丹TOHOプレックス
ホリデイ@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-03-31 13:03 | 映画レビュー