【ハイサイ、シーサー♪】       映画・サッカー・競馬!
by borderline-kanu
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「ボビー」
この映画のチラシを初めて見たときは、てっきり故ケネディ大統領の話と思い込んでました。家にある「JFK」のDVD観て予習しなきゃと意気込んでいたのですが、弟のロバート・F・ケネディ(ボビー)と知って、結局観ず終い。アメリカ人ならこんな馬鹿な勘違いはないんだろうなぁ。でも、あまり思い入れもなく、リアルタイムで知らないアメリカ人以外には、どれぐらい興味を持てるんだろうかと思ってました。

これはあくまでも、ボビーが暗殺された、アンバサダーホテルに居合わせた人々の物語。確かにボビーは主役のようで主役じゃないのだけれども、最後の演説は、この映画の最大の見せ場であり、こんな世の中だからこそ、新鮮でしたよ。そして、ああいう高い志しを持った人物が簡単に殺されてしまう、やり切れなさも伝わってきました。

【ネタバレです】
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ただ、これがドキメンタリーなら、全く文句はないのですが、肝心の群像劇は、事件でうやむやになってしまい物足りなかった。最後にテロップで、この事件でボビー以外の死者はいないとあったけど、イライジャ・ウッド、あれは死んでるでしょ~ それに本人映像に映画の登場人物を合わせるのは、映像的に上手く処理していたものの、映画としてはどうなんでしょうか。個人的には違和感アリアリでしたよ。

それとボビーは、だれか俳優がやるもんだと最後まで思っていたので、本人映像が出て来たときに、ハードル高くしてるなぁ、この監督チャレンジャーやと妙な感心をしてました(^^; 
(本人の映像出てるんだから。考えれば俳優使うことないぐらい分かだろ!) 一応、巧みに顔が見えないように、ボビーを演じてる人はいたけどあれじゃ演じてるとは言えないよね。まぁ、ボビーを演じ切れれば、アカデミー男優賞にノミネートされてるわな(^^;

2007年2月25日(日) 伊丹TOHOプレックス
ボビー@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-03-10 00:44 | 映画レビュー
「パフューム ~ある人殺しの物語~」
レクター博士のような狂った主人公が活躍する、サスペンス色の強い作品と期待していましたが、思わぬところでトンデモ系の映画に出会えました。ウーロン茶と思って飲んだら、気の抜けたコーラだった感じですかね。変わった映画を観たい方は、必見だと思いますよ。ヨメさんと一緒に観たんですが、2時間は映画の話題で持ちきりでしたから(^^;

2年前にパリに行ったときに、18世紀のパリは土葬だったので、街に死臭が匂っていたという話を聞きました。そういうことも出てくるかと思っていたのですが、魚市場限定になっていたのは残念でした。⇒こんな話。

【ネタバレです】
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18世紀の街並みやベルリン・フィル演奏など、重厚感あるにも関わらず、主人公ジャン=バティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)はXメンにでもなれそうな超人なんですよ。

孤児院で近づいてきた子供の指を握って、匂いをかいだシーンを観て、ひょっとしてと思ったのですが、彼の存在だけがファンタジーになってた。特に後半シビアになってくるに従って、映画の雰囲気から浮いてる気がしました。街から逃れたローラ(レイチェル・ハード=ウッド)を匂いだけで、あんなに遠くにいる彼女を見つけるなんて、もう笑うしかないでしょう(^^; 

グルヌイユに体臭がないというのは、存在しない人間という意味であるのかなとも思えますよね。ローラの泊まる宿で寝てる犬の側を通っても気づかれないのも、体臭がないというのが伏線なんでしょうか。

ラストは予告編でやっちゃいけないですよね。いつあのシーンが出るんだろうと思っていて、全然来ないから、あれがラストなんやと分かってしまいますからね。それにしても、そんなに凄い香りなら嗅いでみたいって思いました(^^;

パリに戻ってきてからの本当のラストがイマイチ納得できなかったんです。香水を自分で振り掛けたグルヌイユに人が群がった後に、服だけ残るシーンがあまりにも爽やかすぎて。上にも書いたようにグルヌイユ存在しないのか、もしくは、すべて夢か寓話のようだったんだろうかと。
帰りに本屋で原作立ち読みしましたら、群がった人に30等分されて食べられたという話でした!これは映画では無理やな。でもこれが映像化されたら、2重のサプライズだったのに・・・

それにしても全世界で1500万部売れた本とは思えないんだけどなぁ。

2007年3月3日(土) OSシネマズミント神戸
パフューム ~ある人殺しの物語~@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-03-04 22:36 | 映画レビュー
「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 」
「バブルへGO!! 」と「Gガール 破壊的な彼女」、無料なら、どっちを観ますか?
株主招待券が使えて、仕事が終わってから、次の予定までの約4時間で観れるものとなると上記の2つだったんです。公開初日にわざわざ行きたい作品ではないし、そんなに無理して観ることないと言う方もいると思いますが、これはもう、ある種の病気なんでしょうね(^^; 

一応、タイムマシンものですが、一度行って帰ってくるだけなので、難しいところは全然ない。ツッコミどころ多数ですし、脚本もゆるいけど、小ネタが充実してて、バブル時代の能天気さは、なかなか面白かったですよ。小ネタ重視は製作がフジTV亀山千広なんで「UDON」と同じイメージですかね。
 
私は1990年には大学生になったばかりで、学生時代にそんな景気いい話はなかった。就職も今ほどではないにしろ、バブル崩壊の余波を受けて楽ではなかったけど、将来への不安というの感じなかったと思う。ただ鈍感なだけか・・・ バブルの恩恵を直接的に受けてはないけど、時代を知ってるという意味では、非常に懐かしかったなぁ。たった十数年前なのに隔世の感があります。

【ネタバレです】
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2007年の現代と1990年の過去、登場人物が17年の年の差をがあるので、メイクで変えるのだけども、不自然な老け方というか、やりすぎなんです。特に劇団ひとりは、現代が40才前のはずだけど、完全にジジイになってたし。それを見て、薄々感じていたけど、まともに観ちゃいけないんだと気づきました。

タイムマシンのできた理由って馬鹿らしいけど、こういうの好きなんですよね。
真弓(広末涼子)の母・真理子(薬師丸ひろ子)は電機メーカーの研究員。洗濯機で水流の実験をしていたら、たまたま1990年の3月にしか行けないタイムマシンを作ってしまった。何の必然性もないけど、泡が出るだけにバブル景気の時代に行けたのか(^^;

映画では1990年3月30日に『不動産取引融資規制』が発表されて、現代から振り返ると、それが景気を後退させるきっかけになったとの判断で、発表を阻止するために真理子、真弓が派遣される。
これって本当の話か判らなかったので、調べてみると、実際には「土地関連融資の抑制について」いわゆる総量規制というもので、内容は映画のと同じで、銀行が不動産向けの投資ができなくなったことが原因のようです。もちろん、それだけでなく公定歩合を上げたことで、株式よりも国債買ったほうが、儲かるとなって株価が急落したりと、国を挙げてバブル崩壊を後押ししたと言っても過言でなかったようですね。(アメリカの関与も。)

そんな歴史事実を元に、もし『不動産取引融資規制』がなかったとしたらという話は、とても面白いのだけど、深く掘り下げることはしてません。でも、バブルが崩壊せずに2007年も夢が続いていたらというのは、5年、10年前には作れなかったでしょう。実感は乏しいながらも、景気が回復してきた今だからこそ映画化できた内容じゃないかと思います。

最初に真理子の葬式で、利きビール同好会一同から花が届けられていたので、何か伏線あるのかと思ったら、関係なかったっす。

2007年2月10日(土) OSシネマズミント神戸
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-17 01:30 | 映画レビュー
「墨攻」
題名が?だったので、観る気もなかったんです。
『10万人の敵を相手にたった1人で挑む』というコピーにアジア版ランボーかよ、と思いながら、アンディ・ラウ、アン・ソンギと知ってる人が出てるのでちょっと安心。しかも、原作が日本の漫画と聞いて、「オールド・ボーイ」のように、うまく映画化されると嬉しいような、悔しいような気になるなぁと考えた時点で、観ること決定(^^;

三国志が好きで中国の歴史モノにも興味はあるんだけど、情報量が多そうだからと、「三国志」と「項羽と劉邦」ぐらいしか本読んだことありませんでした。でも映画観た後、速攻で本屋に飛び込んで、漫画じゃなくて、その原作になる酒見賢一の小説「墨攻」買いました!いまどき380円は嬉しい。

主人公・革離(アンディ・ラウ)が所属する墨家とは、墨子を祖とした思想集団。紀元前の春秋戦国時代に自ら侵略することは絶対にしないが、他国に攻められた国から要請があれば、城を守るために駆けつける戦闘集団でもあった。

本当のところ、資料が少なくて、墨家のことは大まかにしかは判ってないそうです。だから墨家の非攻、兼愛という考えをベースに、粱城を巡る攻防の面白さや、戦争の不条理さもみせてくれる、歴史絵巻です。

【ネタバレです】
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『10万人の敵を相手にたった1人で挑む』ってウソやん(^^;
城には兵士と農民合わせて4000人ほどはいた事になってるし、相手も10万といっても、戦闘に参加できる兵士は1~2万程度やと思います。それでも、規律も何もない農民のモチベーションを上げ、城を守るためにありとあらゆる手を打つストイックな姿は職人という言葉がぴったりだと思った。

攻城戦といえば、「キングダム・オブ・ヘブン」が印象的でしたが、それ以上に細かい部分にこだわってましたね。
牛の糞を城壁に塗って、火矢の延焼を防いだり。城内に向かって、トンネルを掘った時に出る土を捨てて、相手に悟られないようにしたり。巷淹中(アン・ソンギ)と革離の頭脳戦を堪能しましたよ(^^)

捕虜にした兵士を命令に背いて、味方が皆殺しにしたことで、革離の中に疑問が生まれる。殺すしかないのは頭で判っていても、本当にそこまでする必要があったのだろうかと?
このシーンは、戦争の持つ冷徹な一面を表すには、悪くないけど、戦闘のプロとして経験も積んでるはずの彼が、今さら思い悩んでるようじゃダメでしょって思いました。せめて、違う人に言わせれば・・・ 

また、逸悦(ファン・ビンビン)とのロマンスいうか、ふれあいに関しても、そんなに派手ではないものの、この非常事態に、どうなんよ、とは感じました。ただ彼女の存在が革離の中にある墨家とはこうあるべきという考えに揺るぎをもたらした事は、いつの間にか儒教に取って代わられた墨家の限界を現してるのかもしれません。
ファン・ビンビン初めて見ましたが要チェックですよ、顔小さくてスタイルいい!ぜひ現代劇でも観たい。

ラストに粱王が巷淹中がいる部屋に火をかけた後の顔がほんまに悪そうで、この5年後に暴政で失脚するというのが納得の顔やったなぁ(^^; 一度権力を握ると何としてでも守りたくなるもんなんですかね。

小説「墨攻」について
映画よりも墨家のことについて詳しく書かれてました。信賞必罰の厳格さで農民の掌握していく革離のよりプロフェッショナルな姿が魅力的。150Pもない短い話なのに、映画のエッセンスがギュッと詰まってます。ラストも大きく違ってるので、映画見た人もお勧めですよ。

2007年2月4日(日) 梅田ピカデリー
墨攻@映画生活
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by borderline-kanu | 2007-02-10 16:49 | 映画レビュー
「パプリカ」
予告編の映像に魅せられて、鑑賞してきました。
狂ったパレードや粉川刑事の夢など、アニメならではというシーンの連続でワクワク、でも同じシーンの繰り返しが多くて、最後は飽きてしまった。夢とバーチャルの違いはあるけど、現実から異世界に入って活躍するというのは「マトリックス」を彷彿させます。夢の中のピンチを覚醒させて脱出しようというところなんて、そっくりじゃないですか。

【ネタバレです】
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映像のチャレンジは面白いと思う。ただ脚本は、最後は巨大化するのとか、犯人も含めて全部社内のことだとか、どう終わらせるかと思ったら、ありがちなパターンを組み合わせただけでグダグダでしたね。

時田博士の声を古谷徹がやってるんだけど、ガンダムのアムロのまんま。あんなに太ってると気道が塞がれて、高い声でそうに思えないから、余計に違和感あったなぁ。

街中にあった競馬のポスターが「スペシャルウィーク」なのは嬉しかった!
活躍したのは10年近く前になるので、この映画の時代設定がイマイチわからないのですが、初めて万馬券取らせてもらった馬なので思い入れあるんですよね(^^; 

2006年12月3日(日) テアトル梅田
パプリカ@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-12-11 00:38 | 映画レビュー
「プラダを着た悪魔」
この作品より、印象に残ったり、好みに合うのは他にもあるけど、最後まで気分良く観れるということに関しては、今年の鑑賞作品の中でも上位だと思う。仕事終わりのファーストディに観るのはぴったり。「SAW3」と悩んだけど正解だったと思う。
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アンディ(アン・ハサウェイ)が、「みんなミランダ(メリル・ストリープ)のことを悪く言うけど、彼女が男だったら優秀な人と言われるでしょ。」と作家のクリスチャン(サイモン・ベーカー)に言うシーンは意外な感じがしました。
アメリカは実力主義だと思ってたけど、女性がキャリア積んでいくには、やはり男より障害があるんだなと。その後の旦那と別れることになったと告白するミランダのシーンがより切なさを感じましたよ。それも編集長の座を巡る戦いの非情さのフリに過ぎないんだけど(^^;

ありがちなサクセスストーリーだけど、主役2人の魅力に引き付けられる作品です。アン・ハサウェイは、若い頃のジュリア・ロバーツぽいイメージです。スカーレット・ヨハンソンとは正反対だけど、口も目もアメリカンサイズでキュートな魅力がありますね。

そして御大メリル・ストリープ。
ガミガミと大声で怒鳴る上司なら恐くない。あくまでも冷静に人を小馬鹿にしたような言い方が本当にムカつくんですよね。それでいて人を見透かすような目が印象に残ります。離婚の話をする時の、すっぴん(のように見えるメイク?)で弱みを見せたシーンは絶品でした~

ゴージャスなパリの街並、また行きたくなります!

2006年12月1日(金) 伊丹TOHOプレックス
プラダを着た悪魔@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-12-06 00:30 | 映画レビュー
「ブラック・ダリア」
ルービック・キューブを適当に回してたら、完成してしまったような感じのする作品でした。前半と後半のバランスが悪く、残り30分で急に早送りになった気分。内容的には魅力があるので、どうせなら3時間ぐらいかけてもいいから、しっかり描いて欲しかったです。

【多少ネタバレ】  ↓どこがヒラリー・スワンクとそっくりやねん!!
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主役の2人バッキー(ジョシュ・ハートネット)とリー(アーロン・エッカート)の感情が見えてこない。2人がブラック・ダリア=エリザベス・ショート(ミア・カーシュナー)に何故のめり込むのかというのが、イマイチはっきりしないので、複雑な話をさらに判りづらくしてる気がします。

特にバッキーはエリザベスのスクリーンフィルムの見ることで、彼女に惹かれていったのだろうけど、映画観てる限りでは、あやふやなんですよね。エリザベスにそっくりというマデリン(ヒラリー・スワンク)、に溺れていくということで、エリザベスに重ねてるのかなと思ったぐらいなので。そうじゃないと、ただの女好きでしかない。そしてマデリンとエリザベスが似てないのは、致命的でしょ。デ・パルマ監督以外誰も似てると言わないと思うんだけど(^^;

リーはエリザベスを失踪して殺された妹に重ね合わせてるということらしいけど、本人からの視点からは何もない。その上、裏工作を色々やって、あっけなく殺されてしまう。あの時、ジョージィはマデリンに指示されてやってきたんだろうか?

「マッチポイント」のスカーレット・ヨハンソンが魅力的だったので、期待してたのですが、普通だったなぁ。でも「マッチポイント」に続いて、登場人物の中では一番まともな役でしたよね。3階にあるバスルームって、なんだか、やらしい(^^;

本筋とは関係ないところでは、検死官の二重アゴが凄くて、セリフよりも顔に目が釘付け。「ハウルの動く城」の荒地の魔女みたいでした(^^;
地震が一度あったけど、あれはなんだったんだろう。

2006年10月20日(金) 伊丹TOHOプレックス
ブラック・ダリア@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-10-26 22:13 | 映画レビュー
「ハードキャンディ」
「オヤジ狩り」をヒントにしたサイコ・サスペンスです。
日本の出来事がアメリカで映画になるのは、ちょっと悔しい気もしますが、これはなかなか面白い。32歳のロリコン写真家と14歳の女の子のほぼ2人芝居。あー言えば、こう言うといった展開でスピード感抜群です。唯一、他の登場人物に「サイドウェイ」のサンドラ・オーが出てたのは嬉しい、しかも日本人役。名前は忘れた~

男のほうが悪いんです、それはよーく判ってます。
それでも、ジェフ(パトリック・ウィルソン)に思いっきり感情移入し、眉間にシワ寄せながら鑑賞してました(^^;

【しっかりネタバレです】
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「あんな14歳おらんやろ。」、と大木こだま師匠も言いそうなぐらい、スーパー女の子ヘイリー(エレン・ペイジ)。子供のように見えたかと思ったら、30過ぎてるやろと思うぐらい大人の顔になる。

確かに14歳の女の子と知って、誘い出すのは良くない。ただ、2人の会話を聞いてると、ジェフそんなに悪い奴違うのかなと思わせるんですよね。それは事実が少しづつ暴かれていっても、一緒で、何故なんだと思いながら、この作品の世界に引き込まれていきます。

去勢シーン。
ヘイリーの父親が医者で大学で講師していて、本人も受講してるという話が生きてくるんですよね。経歴が本当なのかは不明なんだけど、分厚い本もって、本気具合が伝わってきましたね。取ったタマタマをミキサーにかけるのも手の込んだ演出です。私は気が遠くなりかけましたけど(^^;

ジェフの謎が徐々に暴かれていくに比例して、ヘイリーが何者か分からなくなっていくんですよね。ヘイリーは友達の復讐なのか、ただの愉快犯か。会話の中にも出てきていた「虐待されている少女たち」の総意的な存在なのかもしれません。何者かはあえて描かないところに、モヤモヤも残りながらも、現代の寓話としてみれば納得できますね。

2006年10月6日(金) シネ・リーブル梅田
ハード・キャンディ@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-10-09 21:55 | 映画レビュー
「フラガール」
あなたは、しずちゃん(南海キャンディーズ)で泣けますか?
最初はお笑い担当だと。いかにもな設定やなぁと思ってましたが、思わずホロリとなってしまいましたよ。

福島県いわき市で脱炭鉱のために作られることになった常磐ハワイアンセンターの誕生をめぐる物語。シンプルなストーリーだけども、葛藤しながら、自分の可能性を信じて成長していく人たちの想いが伝わってきます。

【ネタバレです】
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こういうタイプの作品には必ずといっていい程、出演してる竹中直人はいませんが、インパクトでは、ダンスの先生まどか役の松雪泰子も負けてなかったですね。都落ちのように、炭鉱の町にやってきた彼女。いきなり、ゲロ吐くとは!車が故障してトラクターに揺られる姿に、頭の中では「ドナ ドナ ドナ ドナ 子牛を 乗せて♪」がグルグル回ってましたよ(^^;

そんな彼女も紀美子(蒼井優)たちの、フラにかける姿にダンスに対する情熱を取り戻してゆく。早苗が炭鉱をクビになった父にボコボコに殴られたことで、銭湯へ乱入する。笑えるんだけど、フラガールたちと気持ちがシンクロしていくグッときます。

ハワイアンセンター部長(岸辺一徳)が「大人の女になったなぁ」と言うシーン。
教えを乞う立場だったのが、練習や宣伝カーでのイベントを通じて、ハワイアンセンターを成功させるためのパートナーとなったんだなと。そして素直にそれを受け入れる、まどか先生も人間的に一回り大きくなったと感じさせます。

問題のしずちゃん。
父親が落盤事故で生死の境をさまよってる時、まどか先生も帰ろうという中、泣きじゃくりながら「父ちゃんも踊ることを望んでるから。」と宣伝カーツアー続行したことで、先生とフラガールたちの気持ちは1つになりました。ずっとダメさ加減が笑いなってたのに、あそこではやられました。

ハワイアンセンターがついにオープンして、いよいよダンスショーが始まる!
自信を持って踊るフラガールたち。そして紀美子が1人で踊るシーンは圧巻です。踊りだけでなく、笑顔を絶やさないという、まどか先生の教えをしっかり守ってましたよね。ショーが終わった時の彼女たちの顔は、演技というより、踊りきった達成感一杯で、観てる私も思わず笑顔になってしまいました。

アカデミー賞外国語映画部門の日本代表ということですが、外国人にも伝わりやすい作品だと思うので、期待しちゃいますね。

2006年10月1日(日) 伊丹TOHOプレックス
フラガール@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-10-06 13:38 | 映画レビュー
「ブレイブ ストーリー」
宮部みゆきって、ミステリー、時代物、そして、ファンタジーと本当に多才な方ですね。

「レベル7」以来、すっかりファンになったので、文庫になったもの(時代物以外)はなるべく読むようにしてます。どの本もストーリーはもちろんですが、登場人物の何気ない仕草が印象的で、頭にハッキリとイメージできるから、物語に入っていきやすいんですよね。でも、この作品は未読。がっくりしたくないので、映画観てから読もうと思ってます(^^;

私は「ゲド戦記」を先に観たのですが、非常に似通った部分のある作品だと思いました。これは、どちらが真似したというよりは、ファンタジーの定番といった方が良いのでしょうか。どちらも長い作品を2時間ほどにしてるので、端折り感は拭えませんが、あえて比較すると私はこちらの作品の方が好みです。

【ネタバレです】


ワタルが「ネジマキ狼」に襲われている時に、キ・キーマに助けられ一緒に旅をするところは、アレンとゲドの出会いと同じですよね。一方は影から逃げていて、もう一方は目的を持ってる旅というところは違ってますけどね。やっぱりアレンの後ろ向き加減は好きになれんなぁ(^^;

願いを叶えてもらうため女神に会いに行く途中、自分の家族を元に戻したいグレーのワタルと、旅をすることでヴィジョンを救いたいと思うワタルが争うシーンは、まさに影との戦いですよね。「悲しいことがあるだけ、楽しいことも起こる」と運命を受け入れたワタルはこの旅での成長を感じさせてくれました。

ヴィジョンの中ではファンタジーだけど、現実世界でのワタルとミツルの2人は、リアルにシビアな状況なのは、宮部みゆきらしいなぁって思いました。ただ、現実世界に戻ってからワタルが母親と2人になったことは納得できるけど、ミツルの妹が蘇るのは、ちょっと違うような気がするんですよね。

キ・キーマの声をやった大泉洋。「なまら美味い。」って言ってた。
北海道人にしか分からんよ(^^;

2006年8月11日(金) 伊丹TOHOプレックス
ブレイブ ストーリー@映画生活
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by borderline-kanu | 2006-08-22 00:50 | 映画レビュー