1968年。京都府立東高校の松山康介(塩谷瞬)は対立する朝鮮高校へ親善サッカーの申込みに行った時、吹奏楽部で演奏をしているキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れ。キョンジャは番長・アンソン(高岡蒼佑)の妹であることがわかっても、親しくなりたい一心で、ギターを練習し、朝鮮語の辞書を買って勉強し始める…
当時の在日の人たちを描くには、どうしても政治的なことを切っては語れないと思うが、あくまでも真っ当な青春映画。笑って泣ける、熱い作品です。
【ネタバレです】
最後はほとんどの出演者が泣いてるという、すごい状態(^^) キョンジャがラジオを持って葬儀の参列者たちに康介の「イムジン河」を聞かせる場面で、スイッチ入ってしまった、そこからはエンドロールまで涙が止まりませんでした。
葬式で康介がコケたことをきっかけに、ジイさんが語りだすシーンは、最初、「日本人とは言え、仲間の康介に何でそこまで言われないといけないんだ。」と思った。だけど周りの人は止めたくてもジイさんが暴走気味で止められない雰囲気だったし、何より康介が出て行った後のキョンジャのせつない顔を見て、皆が同じ気持ちじゃなかったということが、見て取れホッとした。
大友康平はおいしい役だなぁ。
2005年2月25日(金) 梅田ブルク7
パッチギ!@映画生活