テリー・ギリアムといえば、「未来世紀ブラジル」や「12モンキーズ」なんだろうけど、どっちも観てません。唯一観たのが「ロスト・イン・ラマンチャ」!これは映画作りの苦労と監督のこだわりは伝わってくるけど、あくまでも失敗作のメイキングなんで、どんな監督かはよく分からないまま、この作品を鑑賞しました(^^;
【ネタばれです】
え~と、詐欺師の兄弟が改心していく物語です(^^;
あんまり悪巧みしそうな感じがしない(しても失敗しそうな)マット・デイモンとヒース・レジャーの組み合わせは、案外いけてます。冒頭から「ジャックと豆の木」かよと思ったら、騙されて妹死んでるし、題名とはとは裏腹にシュールでダークな世界は大人向け♪ぼそぼそと独り言いう、マット・デイモンがツボでした!
アンジェリカの親父が最後は娘のためになんかするのかと思えば、ダメダメです。鏡の女王(モニカ・ベルリッチ)のために真っ先に娘2人を差し出した上に、アンジェリカまで手にかけようとする。あの悲しそうな目はなんやってん(^^;利用するだけ利用されて、ポイって捨てられる姿はアニータにたっぷり貢いで、今は刑務所の中の青森県の住宅供給公社のオジサンを彷彿とさせてくれます。または食べられるオスカマキリか(^^;
モニカ・ベルリッチは派手なコスプレが似合います、皺くちゃじゃないキレイな姿もっと見たかったなぁ。
B級バンザイ的な作品でした、テリー・ギリアムをB級って言っていいの???
2005年11月6日(日) 伊丹TOHOプレックス
ブラザーズ・グリム@映画生活