鑑賞後、自分の頭の性能に疑問を持ってたけど、他のブログを見てちょっと安心してる(^^;
昨年から
「ロード・オブ・ウォー」、
「ミュンヘン」、
「ホテル・ルワンダ」と実話を元に事実を知らしめる作品が上映されてますが、初めて観てもわかり易くてエンターティメント性が高いんですよね。
「シリアナ」とは、イラン・シリア・イラクがひとつの国家になるという事態を想定した中東再建プロジェクトを指す専門用語だそうです。この邦題(原題も同じ)からして、日本人のどれだけが理解してるか怪しいものだと思う。アメリカでは常識なのか?!
よく言えば硬派、悪く言えば知ってる人しか分からないというところが上記作品とは決定的に違ってる。4人の物語を中心にしたドキメンタリーぽさは悪くないが、情報量不足なので、表面的なことは分かっても、何故そうなるのかが複雑で分かりにくい。事実を知らしめるつもりでつくったのであれば、あまり意味ないと思う。映画を観て興味を持つには、ちょっと敷居が(少なくとも私には)高かった。自分の無知をさらけ出してるだけやなぁ(^^;
とにかく、これから観る方は予習してからの方がいいですよ!
知ってはいたけど、CIAって本当に非情ですね。
過去どれだけ貢献しようが、使えなくなれば切り捨てる。リアリティある作りの作品だから、余計にそうみえます。ジョージ・クルーニーはこれぐらい恰幅いいほうが、個人的には好きかも。
パキスタンから出稼ぎできたワシームがいつの間にか、イスラム過激派に引き込まれていき、自爆テロになっていくところは、中東で金がないとああなるしかないのかと思えるぐらい自然だったのが衝撃でした。このエピソードだけでも十分1本の作品になりそう。
2006年3月5日(日) 梅田ブルク7
シリアナ@映画生活