イタリア、PK戦制し24年ぶり優勝
スタジアムの雰囲気が一変し、イタリアが悪者という構図が出来上がってしまった。延長後半、マテラッティが何を言ったのかは分からないが、彼の胸にジダンがまさかのヘディングで1発レッド退場。イタリアボールには終了までずっと激しいブーイング。そのまま、PK戦に突入。
ここまで来ると、フランスの流れかと思いましたが、イタリアが5人ともPKを決める!
マテラッティは悪役を自覚してるようなふてぶてしさで見事に決めた。フランスはジダンがPK蹴れなくなったのも痛かった。PK戦が不得意と言われていたのを払拭するメンタリティの強さを見せ付けましたね。
後味は悪いのは確かだが、固定している選手で戦うフランスより、相手によって的確な采配をする監督に、見事応えたイタリアの優勝は必然だと思います。
アンリはチャンピオンズリーグでも準優勝、Wカップでも準優勝なのは残念。
【 追 記 】
いよいよドイツで最後の試合になりました。
どちらも堅守を誇るチーム同士なので、先制点を取ったチームで決まる可能性が高いと思っていました。だからフランスが前半7分に点を取ったときには、退屈な試合になるんじゃないかと思ってしまったのですが・・・
これで笛吹かれるのは厳しいなという判定でフランスがPK獲得。ポルトガル戦でもPKを決めてるジダン。ブッフォンもそのイメージがあったのか右に飛ぶが、ふわっとしたボールは左上へ。バーに当たったもののゴールが決まる!ジダン心憎いほど落ち着いている。
イタリア反撃開始。
決勝戦でもキックの精度の高さは相変わらずなピルロ。CKからビエラに競り勝ったマテラッティの頭にピッタリのボール。チェコを破った時と同じように豪快に決めた。これで同点。
後半最初、フランスの攻撃が、今までにないほど迫力があった。ジダンが気持ち前にポジション、アンリも中盤に下がることでお互いの距離が近くなる。タイミングは微妙にあってなかったけど(^^; いい感じのスルーパスが何本か出る。でもジダンの煌めきは90分は続かない、この時間帯で点を入れられなかったのは厳しかった。
イタリアは存在感が薄かったトッティを早々に交代させる。フランスも運動量の落ちたジダンを代える勇気が欲しかった。結果論だが、そうすればあの退場もなかったのに。
マティラッティは激しい口調でもなかったので、ジダンの豹変振りには驚かされた。心のツボにはいるようなことを言われたんでしょう。サッカー史に残るような人なので飛ぶ鳥後を濁す行為はして欲しくなかったですね。それでも大会MVPですか・・・