思わせぶりなタイトルと予告編で、王様と芸人のドロドロ三角関係になるんじゃないかと思ってました。それが意外にもあっさりしていて、ヨメさんはがっかりして、私はホッとしてました(^^; 男同士の絡みがなかったのは良かったけど、全てにおいてキレイすぎな気はしますね。
【ネタバレぎみ】
燕山君(ヨンサングン)が暴君ということだったので、どんだけ悪い奴かと期待してたのに、極悪加減がほとんど描かれてない。これは韓国人には当たり前だから省かれたのでしょうが、何の知識もない私には、重臣に抑えられて自由がなく、母親を殺された可哀相な人というぐらいに思えました。だから燕山君(チョン・ジニョン)がチャンセン(カム・ウソン)と女形のコンギル(イ・ジュンギ)の芸を見て、吹き出す姿の方の印象が強すぎるんですよ。真面目顔と笑い顔のギャップは竹中直人の演技みたいに見えてくるし(^^;
ウィキペディアで
『燕山君』 調べたら、「宮廷女官チャングムの誓い」(もちろん未見。)が、生母誅殺に関与したとして燕山君の命により殺害された者の娘が復讐を遂げる物語だと初めて知りました。それだけ有名な人だったんですね。時代劇だから仕方ないけど、韓国人じゃないと楽しめないところは多いかな。
2006年12月24日(日) 梅田ガーデンシネマ
王の男@映画生活