いまだ
「墨攻」ブーム衰えず、私だけ(^^;
映画は荒削りな面もあったけど、粱城を巡る戦いの面白さに魅了されました。
この作品、香港映画ですが、原作はなんと日本のコミックで森秀樹作の「墨攻」。しかもそれにも原作があって、酒見賢一の小説「墨攻」です。
小説は購入しましたが、コミックの方は、ネットカフェでも行ったときに、読めればいいかなと思ってました。そうしたら、いつもお世話になってる
『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記のaq99さんが漫画全巻持ってるということで、お借りました!ありがとうございますm(_ _)m
aq99さんとは同じ映画館に行くことが多いので、きっと近所だろうとは思ってたんですが、車で20分もかからない所にお住まいでした。今後もよろしくです!
【ネタバレです】
小説と同じように淡々と残酷な描写や人間の醜悪さを描かれていて、これが戦争の悲惨さというのが伝わってきましたよ。小説とコミックと映画、どれもラストが違っていて、これも面白い。
映画では、梁適(梁城の若)は味方に弓で殺されて、革離は生き延びて去っていく。巷淹中は梁城内で焼き殺される。
コミックでは、革離と巷淹中が城外で一騎打ち。革離が勝って、城から去っていく。梁適は生き延びて、梁城を復興させていく。
小説では、梁適はずっと革離を敵視していて、背後から弓で殺してしまう。革離のいなくなった梁城は巷淹中に敗れてしまう。
小説とコミックは、墨家の思想に沿った革離の強さがブレないけど、映画では悩む姿もあったりで、より人間臭さがありましたね。
コミックは全11巻あるんだけど、映画化されたのは4巻まで。
それ以降は墨家のことが徐々に明らかになり、秦(始皇帝も出てくる!)と組んだ墨家と戦っていくようになってきます。話は悪くないけど、やっぱり攻城戦がメインだった4巻までと比べると間延びしている部分もあるなと。それに、あのラストは無理やり終わらそうとしてるんじゃないかという感じで、あんまり好きではなかったです。
個人的には、小説>コミック(4巻まで)>映画でした(^^;
それでも映画を一番先に観れたんで、映画も十分楽しめましたよ。